2019年ダカール・ラリー、トヨタ・ハイラックス初優勝!

トヨタ・ハイラックスのアティヤ選手が優勝
 第41回ダカール・ラリーは1月17日、ペルーの首都リマにゴール。約5500kmを走破してトヨタ・ハイラックスに乗るN・A・アティヤ選手が優勝した。トヨタはダカール・ラリーで初の総合優勝。アティヤ選手は3度目の勝利である。
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▲トヨタ・ハイラックスをドライブするアティヤ選手が第41回ダカール・ラリーで優勝 
アフリカ大陸を離れたダカール・ラリーは、南米大陸のアンデス山麓や太平洋岸の砂丘地帯を巡るコースに変わったが、今年は初めてペルー1カ国での開催になった。総走行距離は5500kmと短くなったが、今年のコースは約70%が砂丘、砂漠の難所続きだった。
 アティヤ選手は初日(1月7日)にトップに立ち、8日はトップを譲ったが、9日には首位を奪還。連日好走を続けた。最終日の17日は安全運転で12位だったが、2位のJ・N・ロマ選手(MINI)に46分42秒の差をつけて快勝した。
「全コースで一度もミスをしなかったことが優勝につながった。誰にとっても難しいラリーだったが、11日に十分なリードを築くことができ、休息日開けの13日以降、安定して走れた。今年はすべてがうまくかみ合った」とアティヤ選手。
 3位はS・ローブ選手(プジョー3008DKR)だった。
 市販車部門はトヨタ車体(ランドクルーザー)のC・ラビエル選手が総合35位、三浦昂選手が39位に入り、クラス・ワン・ツー・フィニッシュとなった。
 トラック部門に出場した日野レンジャーの菅原照仁・羽村勝美選手組は部門総合9位、排気量10ℓ未満のクラスで10連勝を達成した。菅原義正・櫻井亜仁選手組は前半にリタイヤ。休息日以降のリタイヤ組でのマラソン戦に参加したが、14日にタイムオーバーでリタイヤした。

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