ー 

「スーパートロフェオ・アジア第3戦・富士」ウラカンによる迫力あるワンメイクレース

Writer:横田康志朗 

 7月6日から7月7日にランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア・シリーズ第3ラウンドが、富士スピードウェイで開催。レース1ではポールポジションからスタートしたガマ・レーシングのクリス・ヴァン・ダー・ドリフト/エヴァン・チェンが総合優勝とPRO優勝を果たした。レース2では、プロ・アマクラス、ホージャスト・レーシングのヤジド/落合組が総合優勝した。

LSTA_Fuji - Race 1 Podium.jpg▲レース1ではガマ・レーシングのドリフト/チェン選手組が優勝した

 ランボルギーニ・スーパートロフェオはランボルギーニ・スクアドラ・コルセが主催する「ウラカン・スーパートロフェオEVO」を使用したワンメイクレースだ。ヨーロッパ、アジア、北米の3大陸シリーズからなる選手権で、同一車種、同一ルールで競い合う。プロ-アマクラス、プロクラス、アマクラス、ランボルギーニカップクラスが混合で出走する。

LSTA_Fuji - Race 1.jpg▲富士山の上を雲が重く垂れこめる中19台のウラカン・スーパートロフェオEVOを率いてレース1は開始した

■レース1 ガマ・レーシングのドリフト/チェン組がポールトゥウィンを達成

 7月6日に行われたレース1は、スタートの合図後、フロンローからスタートしたライパート・モータースポーツのブレンドン・リーチと4列目から上がってきたGDLレーシングのリチャード・マスカットが接触。リーチは最後尾まで順位を落としてしまう。一方、ポールポジションからスタートしたヴァン・ダー・ドリフトは完璧なスタートでPROクラスの根本とヤジド、PROドライバーのプハッカとの間を広げる。それでも先頭集団内のギャップは1秒以内と、3台とも驚異のペースを維持していた。

LSTA_Fuji - #68.jpg▲1位を快走する68号車ガマ・ レーシングのクリス・ヴァン・ダー・ドリフト/エヴァン・チェン選手組

 ドライバー交代の時間が迫るなか、3位だったヤジドはついに2位根本を捉え、ピットウィンドウがオープンする直前の11周目で追い抜く。ヴァン・ダー・ドリフトは、余裕のある状態でチェンに交代しようとプッシュし続けピットイン。ヤジドも、さらに1周してから落合に交代した。 ここでレースは、ピットから出てきた落合がチェンと横並びになるが、チェンは冷静さも順位も失うことなかった。周を終える頃には落合との間に見事に1秒以上の差が開いていた。チェンが落合の猛追を受けながらも轟音を立てて逃げ切る後ろで、笠井がアウを追い抜き、総合3番手に上がった。

 29周のレースもチェッカーを受けてみれば、ポールポジションからスタートしたガマ・ レーシングのクリス・ヴァン・ダー・ドリフト/エヴァン・チェンが総合優勝とPRO優勝を果たした。この勝利でリーダーボードのPRO首位を争うFFFレーシング・チームのユーソ・プハッカ/笠井崇志との差は、わずか1点にまで縮まった。総合2位は、レースをひたすら攻め続ける好調な走りを見せたホージャスト・レーシングのアフィク・ヤジド/落合俊之がシーズン初のPRO-AM優勝を決めた。総合3位はプハッカ/笠井組だった。

LSTA_Fuji - Race 2.jpg▲レース2序盤をリードするD1レーシング・チームのワイザー選手

■レース2 追い上げを見せたホージャスト・レーシングのヤジドと落合組が優勝

 翌7月7日に行われたレース2は、序盤、ローリングスタートでグリーンのランプが点灯するとD1レーシング・チームのワイザーがポールポジションから勢いよく飛び出した。ワイザーは先頭でアドバンテージをどんどん積み上げ、10周目の終わりには17秒以上にまで差を広げた。その後ろでは、ホージャストレーシングの落合、FFFレーシング・チームAMのリン、FFFレーシング・チームPROの笠井の2番手争いが繰り広げ、間を開けずにVSRのアウが差し迫った。

LSTA_Fuji - #63.jpg▲プロクラス・ランキングでトップのFFFレーシング・チームのユーソ・プハッカと笠井崇志選手組

 ピットウィンドウがオープンすると、なるべく早くPROドライバーのパートナー、ヤジドに交代したい落合が最初にピットイン。対照的にトップを快走するワイザーは、貯金を最大限積み上げようと可能な限り走り続け、29秒もの差を付けてクォンに託す。ドライバー交代後、タイムの画面が次々更新されるなか、先頭クォン、次にヤジド、6秒以上の差でVSR(ヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング)の根本、PRO先頭のFFFレーシング・チームのプハッカ、そしてレース1優勝も苦戦するガマレーシングのヴァン・ダー・ドリフトと続いた。

 2位のヤジドが1位のクォンにどんどんと迫っていき、20周目には先頭を奪い、そのままチェッカーフラッグ向けて走り去る。次に D1レーシング・チームのクォンを抜いたのは根本。 続いてプハッカも横をすり抜けていった。順位を落としたクォンは、ヴァン・ダー・ドリフトからの猛攻でスピンしてしまうが、表彰台にはわずか届かなかったものの、なんとかクラス4位でフィニッシュした。

LSTA_Fuji - Race 2 Podium.jpg▲ホージャスト・レーシングのアフィク・ヤジドと落合俊之選手組が力強い走りを見せレース2優勝を飾った

 優勝は、力強い走りを見せたホージャスト・レーシングのアフィク・ヤジドと落合俊之組だった。この結果、プロ-アマクラス・ランキングで逆転しリーダーボード首位に躍り出た。総合2位は、鈴鹿の第1レースで総合優勝したプロ-アマのVSRの根本/アウ組。総合3位とPRO優勝を勝ち取ったのは、プロクラス・ランキングでトップのFFFレーシング・チームのユーソ・プハッカと笠井崇志組だった。笹井組は4戦連続の表彰台となり、ランキング2位のガマ・レーシ ングのエヴァン・チェンとクリス・ヴァン・ダー・ドリフトに対し、クラスタイトルへのアドバンテージを4点伸ばした。4クラスとも優勝チームすべてに日本人ドライバーが含まれる結果となった。

 次戦のランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアは8月3日と4日に韓国ヨンアムにある韓国インターナショナル・サーキットで開催される。

1

Related Articleイベントもっと読みたい

What's News最新情報