「ボクが好きなクルマは、キットとして発売されていないケースが多いんです」と水野さんはスクラッチモデル作りに取り組む理由を語っているが、いざオリジナルで作るとなれば、大変な苦労がありそうだ。
「まずは資料を参考にして、シャシーやパーツの設計図を引きます。その図面に従って組み上げていくんです」と水野さんはさりげなく説明してくれたが、実際の資料といえば雑誌に掲載されていた数枚の写真だけという場合もある。全長やホイールベースなどの基本スペックからボディ全体のプロポーションを割り出していくプロセスを経て完成した作品は、「アート」と呼べるクオリティに達している。
図面作成や資料収集などのプロセスでパソコンが大活躍するが、この点は実際のクルマ作りの手法と共通する一面だといえる。
使用する素材はレジン(樹脂)やアルミなど、さまざまだ。ボディの研磨や塗装などは、天気と相談しながら自宅ガレージ横の青空工房で行うという。
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