「子供のころから、物作りと絵を描くことが大好きでした」と語る斎藤さんの“物作り”への情熱は、ホビーの世界でもいかんなく発揮されている。
「ない物は自分自身で作る――これをモットーにしてきたこともあり、これまでに完成したミニカーは10台程度です」
ミニチュアカー作りを始めて18年ほどが経過するが、製作台数はきわめて少ない。それもそのはず、斎藤さんが手がける作品は「個性的で非現実的な、世界に1台しかないコンセプトカー」が中心だ。当然、キットは市販されていないから、フルスクラッチになる。コンセプトカーの場合、製作の資料となる写真や文献が限られるため、製作時間はどうしても長期化する。加えて、細部まで徹底的にこだわるため、ディスプレイ状態では見えない部分まで入念に作り込むから、完成までの時間はどんどん延びてしまうのだ。
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