今回は、愛車のコンディション維持に効果的な燃料系添加剤のテストと、新車時から約15年間ノーチェックだった
マフラーを新品に換えました。さて、クラシック・ミニはエンジンと排気系をリフレッシュしてどこまでかつての輝きを取り
戻せたか。

クラシック・ミニの定番ドレスアップ&チューニングのひとつに、マフラー交換がある。太いエグゾーストを突き出し、爆音を響かせるミニを見た読者は多いはず。この手法は、外観がスポーティになり、排気ガスの圧力を下げて非力なミニを簡単にパワーアップができる。
今回、CD編集部は、音質/音量/形状などユーザーの好みに合わせて製作する、オーダーメイドマフラーで定評あるスルガスピードに依頼した。パイプ素材はサビに強いステンレスを、消音材には耐熱・耐久性に優れているセラミックウールを採用するなど研究熱心だ。また同社は、超高性能車のレクサスIS-Fや日産フェアレディZ用、ハイブリッドカーのトヨタ・プリウスやレクサスHS用マフラーもラインアップしていることで有名である。
編集部の希望は、①(ドレスアップテーマが「セミビンテージ」だから)形状はおとなしいサイド出し②音量は純正プラスα③少しパワーアップを、の3点。
出力向上と静粛性は相反する問題だが、スルガスピードは期待に応えてくれた。パイプ径は触媒直後(純正排気温センサーは利用)から出口まで同じ太さ(42.7㎜)にし、排圧を低下。太くなることで増大する音量には、大きめの消音器を装着して対応した。
結果、重低音が増して音質が向上。さらには、1500~2500rpmで発生していた耳障りなノイズがなくなった。また、100km/h時の回転数が3500rpmから3300rpmに下がり、出力がアップしている事実も確認された。
近接騒音値の測定結果は89dB(最高出力発生回転数の75%の3750rpm時)で、純正と同値(参考値)だった。
スルガスピードの伊藤誠専務は「これで1000㎞ほど走ると、マフラー全体に焼きが入り、また音色も変わってくると思いますと」とアドバイスしてくれたが、結果は言葉どおりだった。装着後1000㎞以上走行した辺りから、サウンドは微妙に変化してきた。より低音が強調されるようになり、音質はまろやかで深みが増した印象になった。もちろんパワーダウンやうるさくなったというわけではない。“熟成”という表現が相応しいだろう。
年数が経過し、性能が劣化したマフラーの交換はもちろん、サウンドにこだわりを持つユーザーにもぜひお勧めしたい。

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協力●クラシック・ミニ専門店ミニハウス・ヨールTEL:045・592・0301 http://www.mini-yawl.com/

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