アストンマーティン史上最速のコンバーチブルがデビュー

 アストンマーティンは本国で4月24日、DBSスーパーレッジェーラのオープンモデルとなる新型DBSスーパーレッジェーラ・ヴォランテを発表した。

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▲新型アストンマーティンDBSスーパーレッジェーラ・ボランテ 最高速度は340km/h

 アストンマーティン製5.2リッターV12ツインターボエンジンを搭載。700psを超える最高出力を発揮し、トップスピードは340km/hに達する。0→100km/h加速をわずか3.6秒、0→160km/h加速も6.7秒でクリアするアストンマーティン史上最速のコンバーチブルに仕立てたという。

 開発の目標は「市場でもっとも美しいフラッグシップヴォランテモデルを開発すること」。同時に、クーペが備えている力強いダイナミクス、アグレッシブなキャラクター、驚異的なパフォーマンスを受け継ぐことも主な使命として掲げられたという。

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▲アストンマーティン製5.2リッターV12ツインターボエンジンを搭載

 クーペモデルから継承した卓越したエアロダイナミクス。フロントセクションは、スプリッターとエアダムが協調して働き、アンダーフロアを通過するエアフローを加速。大きなダウンフォースを生み出すと同時に、フロントブレーキに十分な冷却エアを供給する。

 フロントホイール後方はエアを排出しながらボディサイドのエアフローを整える仕様に。一方、リアのダブルディフューザーは、エアの流れを妨げないように後方へと排出することで、可能な限り効率的にリフトを抑制する。「エアロブレードII」と呼ばれる革新的なシステムに改良を重ね、リアエンドのダウンフォースもさらに増加している。

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▲トップの開閉時間は開放時14秒/閉鎖時16秒で車内から操作することが可能

 トラスミッションは、新設計のZF製8速AT。V12エンジンの強大なトルクに対応できるよう強化され、最終減速比を低く設定することで、レスポンスと中間加速性能を高めた。専用開発されたプログラミングで車両の作動状況を測定。ドライバーの要求に合わせて、適切なタイミングで適切なギアを瞬時に選択する。

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▲優れた格納システムでコンバーチブルトップ格納時の高さはクラストップレベルの260mm

 価格は、24万7500ポンド(英国)、29万5500ユーロ(ドイツ)で、納車は2019年第3四半期から開始される予定だ(価格は税込推奨小売価格の参考価格)。

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