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標準車と福祉車両の垣根をなくす! 新型タントのフレンドシップシリーズ

Writer:大貫直次郎 

タントの全面改良に合わせて福祉車両も新型に移行。「ウェルカムターンシート」を新設定

 ダイハツ工業は新型タントの発売に合わせて、タントのフレンドシップシリーズ(福祉車両)の「ウェルカムシートリフト」および「スローパー」を全面改良。合わせて「ウェルカムターンシート」を新設定し、79日にリリースした。

friend_tanto1.jpg▲ダイハツ・タント・ウェルカムターンシートX2WD) 価格:CVT1535000円 介助が必要な時の乗り降りやひとりでの乗り降りをサポートする助手席ターンシートを装備 ラゲッジスペースに簡単に車いすを収納できるパワークレーンも装備する

車種展開は以下の通り。

■ウェルカムターンシート
L:2WD139万円
X:2WD153万5000円/4WD165万円
■ウェルカムシートリフト
L:2WD154万5000万円
X:2WD169万円/4WD180万5000円
カスタムRS:2WD195万5000円/4WD207万円
■スローパー
L(スマートアシスト非装着車):2WD144万5000円
L:2WD152万5000円
L(ターンシート仕様):2WD163万円
X:2WD167万円
X(ターンシート仕様):2WD177万5000円
カスタムRS:2WD192万5000円

 各モデルを解説していこう。まず新設定のウェルカムターンシートは、自立支援や介護予防の観点を加えて要支援/要介護者の外出の機会を増やし、健康寿命を延ばすことや要介護者への介護負担の軽減を目的に開発する。企画段階から開発者自身が高齢者の乗り降りや介護施設での使われ方の調査を行い、ユーザー目線の使いやすさを徹底的に研究した。また、従来の福祉車両に比べて購入しやすい価格を実現する。機構上の主なトピックは2点。ひとつは介助が必要な時の乗り降りやひとりでの乗り降りをサポートする助手席ターンシートの採用だ。ラクスマグリップ(助手席)を正面でつかむことができる回転角度(30度)に設定することで、足腰に不安のある人でもグリップをつかみながらの安心した乗降を可能とする。もうひとつは、電動式のパワークレーンの装備。ワンモーションで簡便に車いすをラゲッジスペースに収納でき、しかもクレーン本体を天井部に装着することでラゲッジ床面を標準車と同様に有効活用できるように設定した。

friend_tanto2.jpg▲ダイハツ・タント・ウェルカムシートリフト・カスタムRS2WD) 価格:CVT1955000円 乗り降りや使い勝手を向上させた新設計の専用シートを装着 昇降ユニットの性能も引き上げた

 次にウェルカムシートリフト(昇降シート車)は、ミラクルオープンドアならではの2モードの昇降パターンなど優れた機能はそのままに、シートと昇降ユニットを一新し、昇降性と操作性をレベルアップさせる。新設計の専用シートは、座面サイドの盛り上がりを前方部分でフラット化し、走行時は体をサポートしつつ、乗り降りのしやすさを向上。また、昇降ユニットはより低い位置までシートを下降させるとともに、車外への突出量を約230㎜低減して介助スペースを拡大した。さらに、車内電動スライド量の増加と回転軸中心位置の見直しによって回転時の足もとスペースを45mm広げ、膝の曲がりにくい人でもより安心して昇降できるように配慮した。

friend_tanto3.jpg▲ダイハツ・タント・スローパーX 価格:CVT167万円 日常の使い勝手を大幅に高めた新開発のリトラクタブルスロープを採用 車いすの乗降時の操作性も改善した

 そしてスローパー(車いす移動車)は、「普段使いで使いにくい」「車いすの乗降時の操作が難しい」といったユーザーの声を反映し、細部に渡って改良を実施。ワンタッチでスロープの前倒が可能な機能を追加した新開発のリトラクタブルスロープを採用したほか、車いす固定ベルトをリトラクタ式、リアシートロック解除方法をワンタッチ式に変更し、シンプルでわかりやすい車いすの乗降/固定操作および乗降性の向上を実現する。また、ワイヤレスリモコンの収納ポケットを取り出しやすい位置に設けたり、室内車いす乗車スペース幅を20㎜拡大したりするなど、機能性をいっそう向上させた。

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