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《シティ派SUV特集》クロスオーバーは「万能MINI」という考察

Writer:岡崎宏司 Photo:小久保昭彦

MINIクロスオーバーD 試乗記

IMG_0440.JPGMINIクーパーDクロスオーバー 価格:8SAT 411万円 クーパーDはクロスオーバーのエントリーグレード 現行モデルは旧型比でサイズが拡大 ユーティリティは大幅向上 ハンドリングは適度にスポーティな設定

高いクオリティ。室内は広く快適

 MINIクロスオーバーのボディサイズは全長×全幅×全高4315×1820×1595mm。実に堂々としている。MINIのハッチバックはコンパクト設計だが、クロスオーバーはユーティリティを重視したゆとりの設定。サイズは大きく異なるが、造形はMINIのイメージそのもの。これはデザインのマジックといっていいだろう。スタイリングはスポーティで、取り回し性は優れている。

 現行クロスオーバーは見栄えがいい。品質感も高い。とくにインテリアは秀逸だ。デザイン、素材、作り込み......どこをとっても魅力的で、プレミアムな仕上がりである。MINIならではの「遊び心」は粋なはからいだ。
 キャビンは広い。ハッチバックの後席は「大人も座れる」という程度だが、クロスオーバーは「大人がくつろいで乗れる」といった大きな違いがある。1820mmの全幅がもたらすゆとりとスペース性は、物理的にも空間感覚的にも大きなメリットを生み出している。

 試乗車はクーパーD。2リッター直4ディーゼルターボを積む。150ps/33.7kgmとパワフルで、8速ATと組み合わされる。

IMG_0452.JPG駆動方式はFFと4WD オートマチックテールゲートはセットopのペッパーパッケージに含まれる 全長×全幅×全高4315×1820×1595mm

頼もしい走り。身のこなしスポーティ

走りは「十分なレベル」を超え、スポーティな走りが楽しめる領域に入っている。とくに低速から立ち上がる豊かなトルクとレスポンスは頼もしい。8速ATとのマッチングはよく、街中でもハイウェイでも、そして山道でも、心地よい走りを楽しませてくれる。ドライビングプレジャーは格別だ。

 静粛性はハイレベル。窓を閉めれば、ディーゼルを感じさせられる場面はない。アイドリングストップ付きで、振動は小さい。
 身のこなしはMINIらしくスポーティ。ハンドリングは素直だ。ハッチバックのような「ゴーカートフィール」ではないが、クロスオーバーのキャラクターを考えれば、心地よいセッティングだと思う。追い込むとアンダーステアは避けられない。が、挙動はコントロールしやすい。乗り心地は固め。ボディはカチッとしていて、粗さはない。ただし、パワーステアリングの操舵力がかなり重めな点は、違和感があった。

 クロスオーバーはユーザーの多様なニーズに応えるオールマイティモデル。MINIがどんなかたちで、どこまで発展していくのか、楽しみだ。

IMG_0582.JPG室内は上質 8.8インチタッチパネル式ナビ標準 空調ルーバーは角型 ナビの誘導情報を示すヘッドアップディスプレイはop

IMG_0570.JPG室内は広い 写真の本革シートはop 後席は左右独立で130mmスライドとリクライニングができる

IMG_0596.JPGメーターは速度計中心のレイアウト 左右に回転計と燃料計を配置

※次ページでスペックを紹介

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