アウディの市販モデルとして過去最高の620psを発揮する進化版R8が日本上陸!

アウディのフラッグシップスポーツのR8クーペ/スパイダーが渾身の一部仕様変更を実施

 アウディ・ジャパンは8月24日、フラッグシップスポーツのR8クーペ/スパイダーの一部仕様変更を行い、同日より予約受注を開始した。車種名/車両価格(消費税10%込)はR8クーペ・V10パフォーマンス・5.2FSIクワトロ・Sトロニック/3001万円、R8スパイダー・V10パフォーマンス・5.2FSIクワトロ・Sトロニック/3146万円。納車は本年12月以降を予定する。

Audi_R8 1.jpg▲アウディR8クーペ・V10パフォーマンス・5.2FSIクワトロ・Sトロニック 価格:7SMT3001万円 全長4430×全幅1940×全高1240mm ホイールベース2650mm 車重1670kg 乗車定員2名 LEDハイビームの約2倍の照射距離を誇るレーザーハイビームや前後ダイナミックターンインディケーターを設定する

 今回の仕様変更は、まず5204cc・V型10気筒DOHC40V直噴ガソリンエンジンの出力アップがアピールポイントで、最高出力はアウディの市販モデルとして過去最高の620psを発生する。組み合わせるトランスミッションは専用セッティングの7速Sトロニック。駆動機構は電子制御油圧多板クラッチ式フルタイム4輪駆動システムのクワトロで、運転状況に応じて前後輪に駆動トルクを自動で分配し、極限の状況では前輪または後輪のいずれかへ100%のトルクを伝達することも可能だ。また、低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させるシリンダーオンデマンド(COD)を採用。アクセルペダルをオフにした際は、エンジンを駆動系から切り離すコースティングモードとあわせて、優れた環境性能も実現している。

Audi_R8 2.jpg▲ミッドシップレイアウトの5204cc・V型10気筒DOHC40V直噴ガソリンエンジンは620ps/8000rpmの最高出力と580N・m/6600rpmの最大トルクを発生。低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させるシリンダーオンデマンド(COD)を採用する

Audi_R8 3.jpg▲フォーミュラカーをイメージさせるモノポストデザインを取り入れてドライバーとマシンの一体感を高めた。ハンドル位置は右/左を用意

 基本骨格のASF(アウディスペースフレーム)は、アルミニウムとCFRP(カーボンファイバー)を組み合わせることで、さらなる軽量化と高剛性化を達成。ダブルウィッシュボーンサスペンションのアーム類などもすべてアルミ化し、前42:後58という理想的な前後重量配分を成し遂げる。また、サスペンションにはアウディ・マグネティックライドを搭載し、制動機構には耐フェード性に優れ、かつバネ下重量軽減にも寄与するカーボンファイバーセラミックブレーキを採用する。さらに、新デザインの20インチホイールを標準で装備した。

Audi_R8 4.jpg▲アウディR8スパイダー・V10パフォーマンス・5.2FSIクワトロ・Sトロニック 価格:7SMT3146万円 全長4430×全幅1940×全高1240mm ホイールベース2650mm 車重1760kg 乗車定員2名 ソフトトップの開閉に要する時間は約20秒で、50km/h以下であれば走行中の操作も可能

 エクステリアについては、前後にLEDライトを標準装備したことがトピック。さらに、LEDハイビームの約2倍の照射距離を誇るレーザーハイビームや前後ダイナミックターンインディケーターを設定する。一方、フロントセクションではよりロー&ワイドになったシングルフレームグリルに、スポーツ・クワトロを彷彿させる細い上部スリットを装備。さらに、縦に分割されたフロントサイドのエアインレットなどを組み込み、いっそうシャープな顔つきに昇華させた。対してリアビューでは、ボディ幅いっぱいにエアアウトレットを広げ、同時に大胆なデザインのリアディフューザーに楕円形の大型エキゾーストパイプをインストールして新鮮味と存在感をアップ。また、クーペではサイドウインドウ部とボディサイドのブレードを2分割化することで、スパイダーではエアインテーク部にサイドブレードを装着することで、ミッドシップスポーツであることをより強調した。

Audi_R8 5.jpg▲電動式ソフトトップは遮音性に優れたクロス製。フレームにはアルミニウムと鋳造マグネシウムを採用し、トップコンパートメントカバーはCFRPで仕立てる。重量は約44kgで、軽量化と低重心化に貢献

Audi_R8 6.jpg▲ステアリングホイールにはエンジンスタート/ストップボタンやアウディドライブセレクトのボタンを集約し、主要な操作をステアリングから手を離すことなく行えるように設定した。ハンドル位置は右/左を用意

 インテリアに関しては、フォーミュラカーをイメージさせるモノポストデザインを採用してドライバーとマシンの一体感を高めたことが訴求点。また、ステアリングホイールにはエンジンスタート/ストップボタンやアウディドライブセレクトのボタンを集約し、主要な操作をステアリングから手を離すことなく行えるように設定する。さらに、メーターパネル内には12.3インチのTFTディスプレイを配置し、DIS(ドライバーインフォメーションシステム)や地図表示などの機能を統合したアウディバーチャルコックピットを標準で装備した。

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