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[ディーゼルSUV特集]X1のベストグレードに18dを推す理由

Writer:西川淳 Photo:小久保昭彦

BMW・X1・xドライブ18d・Mスポーツ 試乗記

IMG_6784.JPGBMW・X1・xドライブ18d・Mスポーツ 価格:8SAT 517万円 2リッターディーゼルターボ(150㎰)搭載 Mスポーツは専用エアロパーツとスポーツサスペンションを装備 4WDシステムは通常時はFFで走行 路面と走行状況に応じて4WDに切り替わる

「18」を名乗るが,2リッターディーゼルを搭載

 X1は、スタイリッシュで使い勝手に優れた、BMWのエントリーSUV。販売主力モデルは、ディーゼルエンジン搭載グレードのxドライブ18dである。 なお「18」と名乗るものの、18dは2リッターの4気筒ディーゼルターボを搭載。1.5リッター直3ターボを積んだガソリンエンジンのsドライブ18iとは違う。また、ガソリンの18iはFF+6速ATという構成だが、18dは4WD+8速ATの組み合わせになる。ラインアップは、標準仕様のほか、装備充実のxラインとスポーティなMスポーツを設定。試乗車はMスポーツだ。

 エンジンスペックは150ps/330Nmをマーク。トルクはガソリンの18i(220Nm)を大きく上回る。JC08モード燃費は19.6km/リッター(18iは15.7km/リッター)と経済的。軽油とガソリンの価格差を考慮すると、ランニングコストの優位性は圧倒的だ。

 Mスポーツのスタイリングはアグレッシブ。BMWならではのスポーティな味わいと、SUVらしい押し出し感をうまくバランスさせている。ボディサイズは全長×全幅×全高4455×1820×1600mmである。

IMG_6731.JPGボディタイプは実用的な5ドアワゴン形状 プリクラッシュブレーキ+車線逸脱警告+前車接近警報標準 18dは標準/xライン/Mスポーツの3タイプをラインアップ

加速は上質でスポーティ!

 走りは期待どおりだった。最大トルク330Nmの実力は、やはり大したもの。アクセルペダルを軽く踏み込むだけで、必要とされるよりも少しだけ強い力を発揮する。加速は実に頼もしく、しかも速い。きめ細かなシフトワークを見せる8速ATとのコンビネーションで手綱を引いたり緩めたりは容易。ジェントルにもアクティブにも、ドライバーの思いのままに走る。高いアイポイントからのワイドな視界は気分がいい。

 アクセルペダルを深く踏んでみる。決して「ドッカーン」とか、「バコーン」といった表現は伴わないが、車速がみるみる上昇する、このトルクフルで息の長い加速は、上質にしてスポーティと表現するのが最も似合う。車重は1660kgとやや重いが、そのハンデをまったく感じさせない。素晴らしく使い勝手のいいパフォーマンスは、18dの大きなアドバンテージである。

 最新式ディーゼルエンジンは、静粛性も高く評価できる。ディーゼルといわれない限り、ガソリン車だと思うのではないだろうか。それほど静かで、BMWらしく精緻に回り、しかも力強いエンジンである。

 操縦性もハイレベル。ハンドリングは適度にシャープな味つけだ。長距離クルージングの機会が増えそうなX1のキャラクターによく合っている。乗り心地は悪くない。突っ張った固さを感じさせず、バタツキも少なかった。

IMG_6484.JPGMスポーツは本革巻きスポーツステアリング標準 ハンドリングは適度にシャープな設定 視界はワイド 車両感覚は把握しやすい

IMG_6532.JPGMスポーツはサポート性に優れたスポーツシート 前後席とも足元空間は広い 後席は左右独立スライド付き

IMG_6503.JPGメーターは2眼式 速度計は260km/hスケール レッドゾーンは5400rpm~

※次ページでスペックを紹介

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