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「令和時代のドライビングカー」ビッグSUV、アウディQ8が提示するプレミアムカーの新条件

Writer:河村康彦 Photo:小久保昭彦

アウディQ8・55TFSIクワトロ・デビューパッケージSライン 試乗記

メイン.JPGアウディQ8・55TFSIクワトロ・デビューパッケージSライン 価格:8SAT 1102万円 アウディのフラッグシップSUV メカニズムはQ7のリファイン版 3リッターV6ターボ(340sp)搭載

スタイリングは1stクワトロのオマージュ。伸びやかで美しい

 ライフスタイルを広げるクルマ、SUVの市場拡大が世界的に加速している。ユーザーは流行の中心に身を置ける安心感があり、メーカーにはデザインの自由度や高い利益率が魅力だからだろう。

 そうした中、プレミアムブランドがこぞって投入しはじめたのが、SUVラインアップの頂点に立つフラッグシップ。アウディQ8もその1台である。車名の8という数字がアピールするとおり、従来のQ7の上に位置するラグジュアリーモデルだ。

 ボディサイズは全長×全幅×全高5005×1995×1690mm。Q8の基本骨格やランニングコンポーネントはQ7を基本としている。2995mmのホイールベースはQ7と共通。Q8のアピールポイントは、クーペイメージの個性的なスタイリングにある。ゆったりとしたサイズを生かしたスタイルは、1stクワトロのオマージュというブリスター形状の前後フェンダーや、強く前傾したリアウィンドウが躍動感とエレガンスを伝える。ドアはサッシュレス構造。「アウディの記号」としてすっかり定着したシングルフレームグリルは、Q7の六角形に対し八角形になった。

IMG_4614.JPGボディは大柄だがオプションの4WS機構装着車の最小回転半径は5.6m 取り回し性に優れる

高速クルージングは「王者の風格」。際立つ静粛性

 試乗車は、エアサスペンションを採用した55TFSIクワトロ・デビューパッケージ。48Vマイルドハイブリッド仕様の3リッターV6DOHC24Vターボ(340ps/ 500Nm)を搭載し、トランスミッションは8速AT。駆動方式は、もちろん電子制御4WDだ。

 その走りは、大柄なボディサイズが気にならない。高速道路上では、まさに「王者の風格」だった。車両重量は2.2㌧を超えるが、加速力は十分だし、マイルドハイブリッドの効果で、走行中でもときどき停止するエンジン動作もまったく気にならない。異様なまでに小さな風騒音をはじめ静粛性は際立って高く、エンジンの「呼吸」などはタコメーターの針を注視していない限り気がつきようがないほどだ。

 試乗車は285/40R22サイズの大径タイヤを装着。巨大なシューズは、さすがに街乗りシーンを筆頭に時として質量の重さをイメージさせた。細かな凹凸を通過した直後など、その振動を即座に収めきれない。

 乗り心地は基本的にフラットで良好だが、路面状況によって相応に変化する。それを含め、「道幅が広く、速度が高まるほどに快適に扱える」というのが、Q8の印象だった。高速クルージングの機会が多いユーザーのファーストカーとして最高の存在だ。

IMG_4762.JPGインパネは水平基調デザイン 中央に10.1インチナビと各種コントロール用8.6インチ画面を配置 コンソールはワイド形状 視界は広い

IMG_4832.JPG本革コンビスポーツシート標準 室内は広い 乗り心地はやや固め 速度が高まるほど快適

IMG_4692.JPG造形はクーペイメージ 前後フェンダーはブリスター形状 ドアはサッシュレスタイプ

※次ページでスペックを紹介

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