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英国の誇り。紳士の生き方を語るベントレー・コンチネンタルGTの深世界

Writer:西川淳 Photo:小久保昭彦

ベントレー・コンチネンタルGT 試乗記

IMG_4038.JPGベントレー・コンチネンタルGT 価格:8SMT 2581万2000円 新型はプラットホームを刷新 メカニズムの総合的な見直しでスポーツ性を強調 最高速度は333km/h

英国の誇り、名門ベントレーの創業は1919年。今年100周年を迎える。1920年代からル・マン24時間レースに参戦し、5回の優勝を飾った。最新スポーツクーペのコンチネンタルGTは6リッター・W12ユニット(635ps)搭載。トップスピードは333km/h。その姿は風格があり、威厳がある。

IMG_4082.JPG新型は優雅なスタイリングと圧倒的なパフォーマンスを誇る 0~100km/h加速は3.7秒でクリア 駆動方式は電子制御4WD

3rdモデルは「究極のラグジュアリーGT」を目指してリファイン

ベントレー・コンチネンタルGTは第3世代を迎えるにあたり、改めて「究極のラグジュアリーGT」を目指した。新型はプラットホーム(ポルシェ・パナメーラ系と同じFRベースのMSB)を刷新し、最新の6リッター W12TSIエンジン(635ps)を搭載。4WDシステムとシャシー&サスペンション、電子制御システムを大幅にブラッシュアップした。

 スタイリングは、旧型比で135mmも前進したフロントアクスルが新しい個性、すなわち性能へのこだわりをアピールする。真横から新旧を比べると、違いは一目瞭然。新型のプロポーションは圧倒的にバランスがいい。ボディサイズは全長×全幅×全高4880×1965×1405mm。全長は旧型とほとんど変わらないにもかかわらず、フロントアクスルの前進に伴い、ホイールベースが伸び、フロントオーバーハングは短くなり、前後トレッドが増した。コンパクト化されたW12エンジンのおかげで前後重量配分も改善されている。従来モデルに比べ、いっそうスポーツカーに近づいた、といえそうだ。

 パフォーマンスは刺激的。635ps&900Nmを発揮する6リッターのツインターボエンジンと8速DCT(7、8速は燃費を向上させるためのオーバードライブ)によって、0~100km/h加速3.7秒、最高速度333km/h(6速で到達)。スペックだけでもエンスージアストを大いに満足させる。もちろん、グランドツーリングカーとしてのポテンシャルは圧倒的に高い。

IMG_4059.JPGボディはセンターピラーレスのハードトップ構造 リアスポイラーは高速域で自動的に上昇するシステム 形状は控えめ

贅を尽くした室内。フレッシュな新機能を導入

 これまでとはまったく異なる雰囲気になったインテリアにも注目してほしい。12.3インチの大型モニターを中央にレイアウトしたため、従来のウイングデザインからT字型の比較的フラットな造形へと変更された(ボクにとっては少し残念なポイント)。ローテーションディスプレイと呼ばれる大型モニターはユニークな設計で、ちょっとした仕かけが隠されている。モニター面、トリム面(周囲と連続する何もない面)、3つのアナログメーターを配した面、という3種類のフェイスを持つ。フェイスはボタン操作で回転し、3種類の表情が楽しめる仕かけになっている(オプション)。

 吟味を重ねたマテリアルを惜しみなく使うのはベントレーの伝統だ。新型コンチネンタルGTの場合は、いっそう品質がアップした。マリナーパッケージに含まれる「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」"と呼ぶキルティングや「コート・ド・ジュネーブ」という名称のトリムは、おそろしいほど手が込んでいる。後者は、CEOから「伝統的なエンジンターン柄と並んで、歴史に残る新しいトリムデザインを考えろ」という至上命令の結果、生まれたという。高級腕時計に使われている手法でもある。

IMG_4341.JPG室内マテリアルは本革とリアルウッド 写真はマリナーパッケージ(op135万7000円)装着車 新型はインフォテイメント機能充実 インパネ中央に12.3㌅大型モニタ―装備

圧倒的なスピード性能と滑らかさの融合。走りは別世界

 実際のパフォーマンスはどうか。GTカーとしての高い性能はいうまでもない。ドライブモードをフルオートのBにしておけば、どこまでも快適に移動できる。乗りだし時に軽くバタバタしたライドフィールを感じるが、速度が上昇するといつの間にかフラットになり極上の乗り心地に変化する、というベントレーの伝統的な乗り味を忠実に再現したうえで、いちだんと洗練された。高速域のクルージングは路面をなめるように安定し、体はもちろん、手足の疲れも最小限で済む。

 ドライバーの「スポーツ心」に火がついても、新型は素晴らしい走りで応える。スポーツモードをセレクトすれば、旧型では見られなかった「ハンドリングマシン」に変身する。ステアリングホイールの操作と前輪の動き、旋回ラインなど、すべてがドライバーの意思に忠実で、抜群に運転しやすい。そして、低い唸りを上げながらの加速は、スーパーカーも顔負けの迫力を見せる。圧倒的なスピードと滑らかな走行性能のバランス。コンチネンタルGTは、世界最上のスポーツラグジュアリークーペである。

IMG_4415.JPG前席はサポート性を高めたスポーツ形状 素材は本革 取材車はコンフォートスペシフィケーション仕様(op46万9800円)

IMG_4353.JPGメーターはアナログイメージのフル液晶 中央に安全情報や地図が表示できる設定

IMG_4320.JPG6リッターW12DOHC48Vツインターボ 635ps/6000rpm 900Nm/1350~4500rpm マルチシリンダーユニットらしく滑らかさは超一級

※次ページでスペックを紹介

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