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キュートなルックスで中身は斬新。ホンダの量産EVが待望のワールドプレミア!

Writer:大貫直次郎 

ホンダが新型EVの「ホンダe」量産モデルを世界初公開。欧州でのデリバリーは2020年初夏から

 ホンダは9月10日、フランクフルトモーターショー2019において、新型EVの「ホンダe(ホンダ・イー)」量産モデルを発表した。

HONDA e 1.jpg▲ホンダe シームレスで滑らかなボディラインが印象的。欧州での車両価格は100kW仕様29470ユーロ(約3528000円)/113kW仕様「アドバンス」32470ユーロ(約3887000円)。日本での発売は2020年になる見込み

 今回ワールドプレミアを飾ったホンダeは、今年3月開催のジュネーブモーターショーに出品された「ホンダe プロトタイプ」の発展型で、量産を前提としたプロダクションモデルだ。発表会場のドイツをはじめ、イギリス、フランス、ノルウェーではすでにオンラインによる先行予約を開始しており、2020年初夏より順次デリバリーを行う予定である。

HONDA e 2.jpg▲先進のサイドカメラミラーシステムを設定。車内に配した2つの6インチスクリーンにライブ映像を映し出す

 ホンダeは基本骨格に新開発のEVプラットフォームを採用する。リアアクスルにレイアウトする電動モーターは、最高出力が100kW(136ps)と113kW(154ps)の2タイプを設定。最大トルクはどちらも315N・m(32.1kg・m)を発生し、後輪を駆動する。蓄電池は35.5kWhの容量を確保したコンパクトなリチウムイオンバッテリーで、1回の充電での航続距離はWLTPモードで最大220km。急速充電器を使用すれば、約30分でバッテリー容量の80%までの充電が可能だ。0→100km/h加速は約8秒でこなす。ちなみに、航続距離を200kmプラスと割り切ったのは、ホンダeをシティコミューターとして位置づけ、大容量バッテリーの搭載による重量増やボディサイズの拡大、運動性能の低下、車両価格のアップなどを避けた結果だという。

HONDA e 3.jpg▲充電ソケットはフロント部に設置。急速充電器を使えば約30分でバッテリー容量の80%までの充電が可能

 ハッチバックボディのエクステリアについては、継ぎ目のない滑らかなフォルムやポップアップタイプのドアハンドルなどが特徴となる。また、先進のサイドカメラミラーシステムが組み込まれ、車内のインパネ左右に配した2つの6インチスクリーンにライブ映像を映し出す仕組みだ。

HONDA e 4.jpg12.3インチのデュアルタッチスクリーンを装備。ダッシュボードには木目調パネルを配する

 一方でインテリアは、フルデジタルワイドコクピットと木目調パネルの組み合わせが印象的。AIを内蔵したホンダ・パーソナル・アシスタントやスマートフォンアプリ「My Honda+」を使用して車両のロックおよび解除ができるデジタルキーも装備している。

HONDA e 5.jpg▲シンプルで上質な表地を採用したフロントシート。フロア面はフラットだ

 なお、ホンダは欧州のEVユーザーと電力サービス事業者の双方に向けた総合的なエネルギーマネジメントソリューションの提供を目指して、2017年開催の同ショーにおいて充電・給電を可能にする「Honda Power Manager Concept(パワーマネージャーコンセプト)」を発表したが、このエネルギーマネジメント事業における最初のステップとして、2020年のHonda eの市場デビューに合わせて単方向充電器を通じたソリューション事業を開始するとアナウンスした。また、双方向充電器を通じたEVユーザーと電力サービス事業者の間で電気を融通しあう双方向のソリューション事業も、2020年代前半にスタートさせる予定であることを公表した。

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