ー 

"YOUNGER.GREATER.STRONGER."を謳って新しいアルピナB3ツーリングがワールドプレミア

Writer:大貫直次郎 

BMWアルピナが3シリーズ・ツーリングをベースとした新世代のB3ツーリングを初公開

 独BMWアルピナは910日、フランクフルト・モーターショー2019において、新型B3ツーリングを初公開した。

 新型B3ツーリングは、BMW3シリーズ・ツーリングをベースに、よりダイナミックでエキサイティングなパフォーマンスと重厚かつエレガントなキャビン空間を創出した、新時代のBMWアルピナ製ステーションワゴンである。

BMW_ALPINA_B3_Touring1.jpgBMWアルピナ・B3ツーリング 全長4719×全幅2068×全高1438mm ホイールベース2851mm 車重1865kg パワートレインには2993cc直列6気筒DOHCビ・ターボエンジン(462ps)+アルピナ・スウィッチトロニック付き8速スポーツオートマチックを搭載する

 キモとなるのは最新世代のビ・ターボ(ツインターボ)エンジンの搭載で、ターボチャージャーのタービンハウジングフローの最適化や大型のエアインテークハウジングの設定などを行ったS582993cc直列6気筒DOHCビ・ターボを採用する。最高出力は462ps/50007000rpm、最大トルクは700Nm71.4kgm/30004250rpmを発生。熱対策も最大限に重視し、大容量のインタークーラー、大径化したクーリングエアダクト、そして1000Wの電動ファンを組み合わせたパワフルなメインクーリングパッケージを組み込み、これをさらに2つの外部サブクーラーで補完した。また、排気系にはステンレススチール製のアルピナ・エグゾーストシステムをセットし、排圧の効果的な減少を実現。このエグゾーストシステムはバルブによるサウンド調整が可能で、コンフォートモードでは控えめに、スポーツモードではよりダイナミックなサウンドを響かせる。同時に、ガソリンパティキュレートフィルターを装備するなど、最新の排出ガス後処理技術を導入した。

 組み合わせるトランスミッションは、ZF社と共同開発したアルピナ・スウィッチトロニック付き8速スポーツオートマチック(ZF 8HP76)で、いかなる走行状況でもドライバーの意志に瞬時に応える、調和の取れたシフト特性を実現する。また、トルクコンバータにはギアセットの強化やタービンのトーショナルダンパーの設計変更などを行った強化タイプを組み込んだ。一方で駆動システムに関しては、BMWxドライブをベースとする独自チューニングのAWD機構を採用。リア電子制御式アクティブLSDも標準で装備した。

BMW_ALPINA_B3_Touring2.jpg▲駆動システムにはBMWxドライブをベースとする独自チューニングのAWD機構を採用。リア電子制御式アクティブLSDも標準で装備する。写真のボディカラーはBMWアルピナだけに設定されるアルピナ・グリーン

 進化した数々のサスペンション/シャシーテクノロジーを採用したことも新型B3ツーリングの訴求点だ。先代モデルよりもホイールベースを伸ばし、トレッド幅を広げ、サスペンション/シャシーの剛性を高めたほか、アルピナ独自のピボットジョイントによってフロント・キャンバーのネガティブ設定を増加。また、アルピナ・スポーツサスペンションをバランスよく調和のとれたセッティングに仕立てる目的で、アイバッハ社製のスプリングやバンプストッパーおよび大型のスタビライザーを組み込んだ。一方で操舵機構については、強化されたバリアブルスポーツステアリングシステムを初採用。コンフォート、スポーツ、スポーツ・プラスの3つの走行モードが選択でき、優れた直進安定性とコーナリング時の俊敏性、そして快適な取り回しを実現した。

 制動機構については、フロントに4ピストン固定キャリパーと395mm径のブレーキディスク、リアにフローティングキャリパーと345mm径のブレーキディスクを装着し、ブレーキキャリパーはアルピナ・ブルー塗装にホワイトの"ALPINA"ロゴを入れる。また、オプションとして軽量構造のドリルドブレーキディスクと耐熱性能に優れたブレーキパッドを組み合わせる高性能ブレーキシステムを用意した。タイヤに関してはピレリに協力を仰ぎ、19インチのアルピナ・ダイナミックホイールセットにはフロントに255/35ZR19、リアに265/35ZR19サイズのP ZEROを装着。オプションの20インチのアルピナ・クラシック鍛造ホイールセットにはフロントに255/30ZR20、リアに265/30ZR20サイズのP ZEROを組み合わせた。

BMW_ALPINA_B3_Touring3.jpg▲エアインテークを最適化して冷却性能を向上。フロントスポイラーの大型のエアインテークには"ALPINA"のロゴをあしらう

 アルピナならではの造形と最新のエアロダイナミクス・エレメントを導入したデザイン面の刷新も要注目だ。車両前方ではエアインテークを最適化して冷却性能を向上させたほか、車両前方と後方のエアロダイナミクスにより揚力を最小限に抑え、高速安定性を最大限に引き上げる。また、フロントスポイラーの大型のエアインテークには"ALPINA"のロゴをあしらって存在感を強調。さらに、2組のツインテールパイプを備えたエグゾーストエンドをリアエプロンのフォルムに美しく調和させ、中央に配した小型のディフューザーフィンとともにダイナミックな後ろ姿を演出した。

BMW_ALPINA_B3_Touring4.jpg▲インテリアに関してはアルピナ車の伝統である上質かつスポーティなアレンジを最新のデザインで構成。ヒーター機能を備えたアルピナ・スポーツステアリングホイールはラヴァリナレザーを贅沢に用いる

 インテリアに関しては、アルピナ車の伝統である上質かつスポーティなアレンジを、最新のデザインで構成する。フロアマットとシートバックレストのメタルエンブレム、アルピナ・ドアシルプレート、製造番号を刻印したアルピナ・プロダクションプレートなど、独自のクラシックなディテールがキャビンのスタイリッシュな雰囲気を創出。また、ヒーター機能を備えたアルピナ・スポーツステアリングホイールはラヴァリナレザーを贅沢に用いた手仕上げとなっており、上質感とともに握りやすさにつながっている。従来と同様、アルピナのレザー・ワークショップによる、ユーザーの個性を反映したインテリアに設えることも可能だ。機能面では、タッチディスプレイやダイレクト選択ボタン、iDriveコントローラー、ボイス/ジェスチャーコントロールなどを採用したほか、新しいアルピナ・デザインのフルカラー・デジタルメーターディスプレイを設定する。ベース車と同じく、パークアシスタントやアクティブ・ガード・プラスといった最先端のドライバーアシスタンスシステムも標準で装備した。

 気になる新型B3ツーリングの日本への導入だが、アルピナ社日本総代理店のニコル・オートモビルズの手によって2020年第1四半期からオーダーが開始され、同年半ばより納車がスタートする予定。車両価格は10月開催の東京モーターショー2019で発表されるという。

1

Related Article新車情報もっと読みたい

What's News最新情報