安全性能の進化に終わりはない。V90シリーズが先進安全機能をいっそう強化

ボルボがV90V90クロスカントリーの一部仕様変更を実施。先進安全機能をさらに拡充させる

 ボルボ・カー・ジャパンは912日、プレミアム・エステートのV90とプレミアム・クロスオーバーのV90クロスカントリーの一部仕様変更を行い、同日より発売した。

車種展開は以下の通り

■V90
V90・T5モメンタム:691万5741円
V90・D4モメンタム:722万1297円
V90・D4インスクリプション:808万7037円
V90・T6・AWDインスクリプション:859万6297円
V90・T8ツインエンジン・AWDインスクリプション:992万371円
■V90クロスカントリー
V90クロスカントリーT5・AWD:722万1297円
V90クロスカントリーD4・AWD:752万6852円
V90クロスカントリーT5・AWDプロ:808万7037円
V90クロスカントリーD4・AWDプロ:839万2593円
V90クロスカントリーT6・AWDプロ:880万円

V90&V90CC.jpg▲ボルボ・V90(写真・手前)/ボルボ・V90クロスカントリー(同・奥) City Safetyへのステアリングサポート(衝突回避支援機能)の追加やCTAへの衝突回避・被害軽減ブレーキ機能の追加などを実施して安全性能をいっそう向上させた

 V90シリーズ全体での変更は、先進安全機能のさらなる拡充が訴求点だ。まず、City Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)にステアリングサポート(衝突回避支援機能)を追加。被害軽減ブレーキだけでは衝突を回避できない場合に、ステアリング操作を補って障害物の回避を支援する。次に、CTA(クロス・トラフィック・アラート)への衝突回避・被害軽減ブレーキ機能の追加。駐車スペースから後退して出庫するときの安全を確保するための装備で、リアバンパーに内蔵されたミリ波レーダーによって接近する車両、歩行者およびサイクリストの存在を検知し、警告音でドライバーに知らせるとともに、必要に応じて被害軽減ブレーキを作動させる仕組みだ。

V90_Momentum.jpgV906915741円~992371円) 全長4935×全幅18801890×全高1475mm 乗車定員5名 T8ツインエンジンの駆動用リチウムイオンバッテリーの容量を30Ahから34Ahに増加させてEV走行距離の向上を図った

 V90のみの変更点では、T8ツインエンジン・AWDインスクリプションに装備するオレフォス社製クリスタルシフトノブに新デザインを採用したことがトピック。また、T8ツインエンジンの駆動用リチウムイオンバッテリーの容量を30Ahから34Ahに増加させ、EV走行距離の向上を図った。

V90 Cross Country Pro.jpgV90クロスカントリー(7221297円~880万円) 全長4940×全幅1905×全高1545mm 乗車定員5名 グレード名を従来のモメンタムに相当する「クロスカントリー」とサマムに相当する「クロスカントリー・プロ」に改称した

 V90クロスカントリーのみの変更は、グレード名の刷新がメイン。新型V60クロスカントリー・シリーズと同様、従来の「モメンタム(Momentum)」に相当する「クロスカントリー(Cross Country)」と、「サマム(Summum)」に相当する「クロスカントリー・プロ(Cross Country Pro)」に改称した。

 ボディサイズや1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボ(190ps)/1968cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボ(254ps)/1968cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボ&スーパーチャージャー(320ps)/1968cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボ&スーパーチャージャー(318ps)+電気モーター(前22kW、後28kW)という4種のパワートレインなどに関しては、基本的に従来と共通である。

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