【最新Kカー特集】強い押し出し。ワイルドマスクのeKクロスがマニアに受ける理由

三菱eKクロス・T(FF) 試乗記

IMG_9107.JPG三菱eKクロスT(FF) 価格:CVT 163万6200円 フロントマスクはデリカD:5と同一イメージ 写真の2トーン塗装はop(8万1000円) 直3ターボ(64ps/100Nm)+モーター(2.7ps/40Nm)搭載 WLTCモード燃費:19.2km/リッター

明快な個性としっかりとした作り。マイルドハイブリッド仕様

 eKクロスは、日産デイズの兄弟車。メカニズムと内装は基本的に共通。違いはスタイリング。新型デリカD:5と同イメージのダイナミックシールドグリルを採用。横長形状コンビネーションランプと縦型LEDヘッドライト、プロテクターをイメージしたバンパーが、SUVイメージを発散する。

 ボディカラーは、オレンジとシルバーの2種のルーフカラーが選べる2トーン仕様を含め全11タイプ。デイズには未設定のルーフレールがオプションで選べる。

 室内は、各部がブルー基調の標準仕様と、明るいクリーム系で仕上げたプレミアムインテリアを設定。シートは座り心地がソフトな快適仕様。一体スライドとリクライニング機構付きの後席は、足が組めるほど広い。

 安全装備はうっかりミスを防ぐアイテムが充実。衝突被害軽減ブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、オートマチックハイビーム、車線逸脱警報を標準装備。アダプティブクルーズコントロールと車線維持支援機能は、先進快適パッケージの名称でオプション設定。移動物検知機能付きアラウンドビューモニターやカメラ映像を映し出すデジタルルームミラーも、オプションで装着できる。

 パワートレーンは2.7ps/40Nmのモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様。エンジンは新開発。自然吸気(52ps/60Nm)でもパワーに不足はないが、ターボ(64ps/100Nm)は余裕たっぷり。坂道や高速道路でも意のままの走りが楽しめる。

 走行安定性は高水準。雪道などで片輪が空転した場合、スリップした車輪のブレーキを制御して走破性を高める機能を、標準で装備する。

IMG_9099.JPG全車速対応アダプティブクルーズコントロールと車線維持支援機能はop(7万200円)

IMG_8988.JPGインパネは水平基調 写真はプレミアムインテリアパッケージ(op5万4000円) フルオートACの操作部はタッチパネル式

IMG_9073.JPGシートの座り心地は良好 後席は一体スライド&リクライニング機構付き 足元空間は広い 室内長2065mm

表組みオンリー001.png

主要安全・運転支援システム一覧(ライバル車比較) ※クリックすると拡大します

※次ページでスペックを紹介

三菱eKクロス・T(FF)主要諸元

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グレード=T(FF)
価格=CVT 163万6200円
全長×全幅×全高=3395×1475×1640mm
ホイールベース=2495mm
トレッド=フロント1300×リア1290mm
最低地上高=155mm
車重=860kg
エンジン=659cc直3DOHC12Vターボ(レギュラー仕様)
最高出力=47kW(64ps)/5600rpm
最大トルク=100Nm(10.2kgm)/2400~4000rpm
モーター最高出力=2.0kW(2.7ps)/1200rpm
モーター最大トルク=40Nm(4.1kgm)/100rpm
WLTCモード燃費_=19.2km/リッター(燃料タンク容量27リッター)
(市街地/郊外/高速道路=16.0/20.6/20.1km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ディスク/リア:ドラム
タイヤ&ホイール=165/55R15+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=4名
最小回転半径=4.8m
※価格はすべて消費税(8%)込み リサイクル費用は8990円
※スペックは2019年8月現在

IMG_9054.JPG荷室空間は床が低い実用設計 FF車は大容量(54リッター)サブトランク装備

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