アルピーヌA110の高性能バージョン「A110S」の先行予約の受付が始まる!

ピュアとリネージに続くアルピーヌA110の第3モデル「A110S」の日本での先行予約受付がスタート

 アルピーヌ・ジャポンは10月23日、東京モーターショー2019においてアルピーヌA110の高性能版「A110S」を初公開し、同日より日本での先行予約受付を開始するとアナウンスした。A110Sの正式発表は2019年11月後半、車両価格は899万円を予定。なお、予約はアルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイト内専用申込ページから申込を受け付け、その際にクレジットカード決済で申込金15万円を支払う必要がある。

A110S 1.jpg▲アルピーヌA110S 価格:899万円(予定) 全長4180×全幅1798×全高1248mm ホイールベース2419mm 車重1114kg パワーウェイトレシオは標準モデルの4.3kg/psに対してA110S3.8kg/psに向上。サスペンションには標準モデル比で50%ほど固めに設定したスプリングとそれに最適化させたダンパーを採用し、トラックモードでの安定性を引き上げたESCシステムも装備する。写真のボディカラーはブランイリゼ・メタリック

 アルピーヌA110Sは、ミッドシップ2シータースポーツの「アルピーヌA110」シリーズのトップモデルに位置する高性能バージョンだ。搭載エンジンは標準モデル用の1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジン(252ps/32.6kg・m)をベースに、ターボチャージャーのブースト圧を0.4bar高め、最高出力は40psアップの292ps/6400rpmを発生。最大トルク値の320N・mは変わらないが、2000~6400rpmという幅広い回転域で絞り出す。組み合わせる変速機には、専用セッティングのゲトラグ製7速デュアルクラッチトランスミッション(7DCT)を採用。公表された性能は、標準モデルの0→100km/h加速4.5秒/最高速度250km/hに対し、同4.4秒/260km/hへとアップした。

 シャシー面の強化も図り、サスペンションには標準比で50%ほど固めに設定したスプリングと、それに最適化させたダンパー、ハードセッティングのアンチロールバーを装備。トラックモードでの安定性を引き上げたESCシステムも装備する。車高は標準比で4mmローダウン化した。装着タイヤは専用チューニングを施した前215/40R18サイズ、後245/40R18サイズで、ダークフィニッシュ仕上げの「GT Race」ホイールと組み合わせる。また、制動機構には大容量ブレーキおよびブレンボ製キャリパーを採用した。

A110S 2.jpg▲ステアリングホイールのトップのマーキングやステッチ類などにオレンジカラーを採。ペダルとフットレストは軽量素材のアルミ製

 内外装の演出面では、オレンジカラーのアクセントを加えたことが特徴だ。エクステリアではブレーキキャリパーやリアピラー貼付のフラッグディテールなどに、インテリアではステアリングホイールのトップのマーキングやステッチ類などに同カラーを採用し、スペシャル感を盛り上げている。また、機能面では高解像度7インチマルチファンクションタッチスクリーンおよびAndroid/iOSのミラーリング機能を実装した。なお、日本導入モデルのボディカラーはブランイリゼ・メタリック、ブルーアルピーヌ・メタリック、グリトネールマット(受注生産。40万円高)という3タイプを設定する予定だ。

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