• TOP
  • 新型トヨタ・ヤリス&新型ホンダ・フィットを迎え撃つマツダ2の実力。刷新したのはネーミングだけではなかった!

 ー 

新型トヨタ・ヤリス&新型ホンダ・フィットを迎え撃つマツダ2の実力。刷新したのはネーミングだけではなかった!

Writer:カー・アンド・ドライバー編集部 Photo:小久保昭彦

マツダ2・15S・Lパッケージ(FF) 試乗記

IMG_2079.JPGマツダ2・15S・Lパッケージ 価格:6MT/&SAT 209万円 マイナーチェンジを機に車名をデミオから世界統一のマツダ2に変更 新形状フロントマスクを採用した外観はすっきりした印象

「日常を豊かにする上質パーソナルカー」を目指し大幅改良

 デミオが、マイナーチェンジを機に車名を世界統一のマツダ2に変更した。基本的なイメージは従来と同様だが、改良ポイントは多岐にわたる。開発コンセプトは「日常を豊かにする上質パーソナルカー」。マツダ・ブランドの入り口を担うモデルとして、高い質感を追求したという。

 スタイリングは全体にすっきりとした印象が強まった。フロントマスクと前後ライト形状を一新し、アルミホイールをエレガントなスポークデザインに変更。全10色を揃えるボディカラーは、日光によって微妙に表情を変えるセラミックメタリックを新設定した。全長×全幅×全高4065×1695×1500mm(FF)のボディサイズは従来と同じ。最小回転半径は4.9m(16インチ仕様)である。

 シートは新設計。着座時に脊柱が自然なS字カーブを描くよう形状が工夫され、座面には高減衰ウレタンを採用している。

 インテリアの特徴は、カラーコーディネートの徹底だ。Lパッケージのレザー仕様は、従来のホワイトまたはブラック基調から、ブルーグレーを基本にブラックのグランリュクスとホワイトラインをアクセントに使ったおしゃれな雰囲気に変更された。室内のカラーコーディネートは、グレードに応じて3種類が設定されている。

 装備も充実。Lパッケージには運転席パワー機構とステアリングヒーターを新設定。アダプティブクルーズコントロールは、従来の30km/h以上から全車速対応になった。

IMG_2092.JPG新型はキャパシタに蓄えた電力の有効活用で燃費を向上させるi-ELOOPをガソリン車にも設定(6万6000円)

新型はダンパーの見直しで乗り心地をリファイン、静粛性も向上

 走りの完成度も高まった。足回りは前後ダンパーの見直しで乗り心地をリファイン。とくにリア回りはマウント部の材質変更とともにバンプラバー特性を再設定した。タイヤは快適性を高めた専用チューニング仕様。スムーズな車両挙動を生み出すGベクタリングコントロールは、最新のプラス仕様を組み込む。

 快適性は、静粛性が向上した。従来比約35%吸音力を高めたトップシーリングを採用。音圧レベルの低下に加え、音の反射に気を配り、「気持ちよく会話が楽しめる」車内空間を目指したという。

 パワーユニットは1.5リッターガソリン(110ps/141Nm)と、1.5リッターディーゼルターボ(AT105ps/250Nm)の2シリーズ構成。基本的なスペックは従来どおりだが、ガソリン車は各部のセッティング変更で、AT、MTともに加速フィールが改善された。WLTCモード燃費は、ガソリン車が19.0km/リッター、ディーゼルは21.6km/リッター(ともにFF、AT)をマークする。

IMG_2176.JPGインパネ形状は従来と共通 Lパッケージはブルーグレー基調のカラーリングが上質な印象をアピール 新型はステアリングヒーターを新装備 

高い完成度。ガソリンとディーゼルの2台に試乗

 試乗車は15S・LパッケージとXD・Lパッケージの2台。室内のカラーリングは落ち着いたシックな印象。新設計シートは上級モデルのマツダ3と同様に、腰をしっかりと支え心地よい。

 走りはじめると、ガソリンの15S、ディーゼルのXDともに力強い加速フィールが好印象だった。15Sのエンジンレスポンスはシャープ。右足の踏み込みに即答して回転が上昇。俊敏な加速を披露する。スピードの伸びはスポーティという表現がぴったり。一方、XDは250Nmの太いトルクが頼もしい。低回転から豊かなトルクが実感でき、大人っぽい印象だ。

 静粛性はメーカーの説明どおり高い。とくにクルージング時はトップクラスといえる。ただし15Sは、加速時にエンジン回転が3000rpmを超えるとかなり「元気なサウンド」が耳に届く。不快な音質ではないが、ユーザーによっては「もうちょっと抑えた音にしてほしい」と感じるだろう。

 足回りは、しなやかさが増していた。高速上の路面の継ぎ目をスムーズにいなし、固さを感じるシーンはない。旧型は走行状況によって、リアがやや落ち着かない面があったが、新型は全体的にスムーズで安定していた。

 取り回しに優れたコンパクトなサイズと、機能的で上質な室内、そしてドライバーの意思に忠実な走りを見せるマツダ2の完成度は高い。マツダらしさが凝縮した1台である。

IMG_2185.JPGメーターは回転計中心レイアウト 速度はデジタル表示 ヘッドアップディスプレイ標準

IMG_2206.JPGIMG_2211.JPG新型はシートを改良 着座時に脊柱が自然なS字カーブを描く設計 Lパッケージはブルーグレーの本革とグランリュクス(スエード調素材)を組み合わせたコンビ仕様 室内長1805mm

IMG_2173.JPGラゲッジ容量は後席使用時280リッター 後席は 6対4分割可倒式

※次ページでスペックを紹介

1  2

Related Article新車情報もっと読みたい

What's News最新情報

Press Releaseプレスリリース

プレスリリース全てを見る

Informationインフォメーション

自動車保険一括見積もりご利用で選べるぐるめカード(550円分)全員にプレゼント!
会員登録 受付中

Rankingランキング

New Magazine最新号

CAR and DRIVER
2019年12月号

  • 46th東京モーターショー徹底ガイド

CAR and DRIVER(カー・アンド・ドライバー)最新号

最新号の詳細はこちら

New Car新車紹介

新車紹介全てを見る