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ピレリ COLLEZIONE 、MAZDA MX-5 と共に初の世界記録を樹立

Writer:横田康志朗 

 ピレリタイヤ、Collezione(コレツィオーネ)シリーズを履いた初代マツダMX-5(日本車名:ロードスター)が、「12時間で最も多くのヘアピンコーナーを走った」として世界記録を樹立した。

_DSC6479.jpg▲「12時間以内に最も多くのヘアピンコーナーを走った」として世界記録を樹立

 今年で生誕30周年を迎えたMX-5。そんな節目の年に新たな記録が刻まれることとなった。計測は2019年7月17日にオーストリアのチロル地方に位置するカウナーターラー・グレチャーシュトラーセにて行われた。

_DSC5184.jpg▲カウナタール・グラシエの起点に至る26kmに渡るこの峠道には1,500mの高低差がり、合計29のヘアピンコーナーが存在する

 ステアリングを握るのは、レーシングドライバーのシンディー・アレマン、MX-5 カップドライバーの Jan Spieß、Auto Bild 誌テストドライバーの Stefan Novitzki、ラリードライバーのニキ・シェレの4名。1時間交代で運転し開始から12時間後、チームは2,900ものヘアピンコーナーを走行することに成功した。

_DSC6296.jpg▲以前の記録よりも約1400増加する「12時間で合計2900ものヘアピンターン走行」を達成した

 今回の記録達成に使われたタイヤについてクローズアップしよう。MX-5には、ヴィンテージカーおよびモダンクラシックカー向けのピレリ Collezione(コレツィオーネ)シリーズタイヤが使用された。

 このタイヤについて、ピレリドイツのテスト責任者ヨルグ・シェーファーは次の様にコメントしている。
「レーシングテクノロジーを基盤として開発されたこのタイヤは、記録達成に必要な強さ、耐久性、グリップ、ステアリング・プレシジョン、性能、ウェット路面における安全性などを兼ね備えています。P Zero Asimmetrico のトレッドパターンは、30年以上愛されている P Zero タイヤのオリジナルのパターンを受け継いでいます。このトレッドパターンは、既に1986年時点でラリー用タイヤに別の名称で使用されていました。そしてそのデザインは、高い横荷重用に最適化されています」

_DSC4235.jpg▲記録達成に使われたタイヤ「P Zero Asimmetrico Pirelli 205/50ZR15 86W」

 古典的な見た目とは裏腹に、Pirelli Collezioneレンジの P Zero Asimmetricoには、現代的な開発工程が用いられ、コ ーナリング時の高負荷に対応可能なウルトラ・ハイパフォーマンスタイヤのコンパウンドが使用されている。

_DSC5643.jpg▲記録達成のため事前のテストも入念に行われた

 記録挑戦前に、ピレリはパソコン上で世界記録をシミュレートした。その際ピレリの技術者は、事前にタイヤ構造の耐久性を評価するためにカウナーターラー・グレチャーシュトラーセの路面特性をデジタルデータとして保存し、そのデータをコンピュータ上のテストプログラムに組み込んだ。これによって最大横加速度の検証が可能となり、ストレートラインや多彩なコーナーのデータを用いた、室内の研究所での18時間にも渡るテストが実施される事となった。テストでは車輪荷重も最大許容度の150%の負荷をかけて繰り返しテストが行われた。

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