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JAXAとトヨタ、有人与圧ローバの実現に向け具体的な共同研究に着手

Writer:横田康志朗 

 7月16日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ自動車は、燃料電池車技術(FCV)を用いた月面でのモビリティ「有人与圧ローバ」について、具体的な共同研究に着手すると発表した。2019年3月12日に両者の共同検討について公表されていたが、その内容が順を追って示された形だ。

20190716_02_t_w610.jpg▲全長6.0mX全幅5.2mX全長3.8m、トヨタ次世代燃料電池によるトータル10,000kmの月面走行が可能

 「有人与圧ローバ」とは、宇宙飛行士が一定期間居住可能な機能と空間を備え、飛行士の操作、遠隔操作及び自律運転により、月・惑星表面を移動可能な機体」のこと。JAXAは、月の資源(水氷等)の利用可能性調査及び重力天体表面探査技術の獲得を目的とする月極域探査ミッションにおいて、有人与圧ローバの実現に向けた走行技術に関するデータ取得や実証を予定している。トヨタは、2019年7月1日付で、専門組織「月面探査車開発(室格)」を立ち上げ、年内に約30名規模まで拡大予定だ。

 共同研究の期間は、2019年6月20~2021年度末までの予定で、各年度の研究内容については以下の通りとなる。

各年度の研究内容について
■2019年度:実際の月面走行に向けて開発が必要な技術要素の識別、試作車(※)の仕様定義
■2020年度:各技術要素の部品の試作、試作車※の製作
■2021年度:試作・製作した部品や試作車※を用いた実験・評価
※一般市販車をベースとして改造した車両

また、参考として、2029年の打ち上げを目指した構想(案)を発表。以下のようなスケジュールを掲げている。

2029年の打ち上げを目指した構想(案)
■2022年~:1/1スケール試作車の製作・評価、月極域での走行系に関するデータ取得・実証
■2024年~:エンジニアリングモデルの設計・製作・評価、フライトモデル(実機)の設計
■2027年~:フライトモデルの製作・性能品質検証

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