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日産自動車 新開発の電動駆動4輪制御技術を搭載したテストカーを公開

Writer:横田康志朗 

 日産自動車株式会社は次世代の電気自動車(EV)に搭載する電動駆動4輪制御技術の開発を目的としたテストカーを公開。より高次元の走行性能を発揮する技術の開発を進めていくと発表した。

191024-01-002.jpg▲電動駆動4輪制御技術を搭載したテストカー

 同テストカーは、「日産リーフe+」をベースに2基の高出力電動モーターを前後に搭載することで4WD化し、日産独自のシャシー制御を組み合わせることで、全く新しい電動駆動の4輪制御を実現した。

研究・先行技術開発を担当する専務執行役員の浅見孝雄氏は、次のようにコメントする。
「近い将来、日産は次世代のEVを投入する計画で、現在開発している電動駆動4輪制御技術は、日産が持つ電動化技術と4WD制御技術、さらにシャシー制御技術を融合させ、『走る、曲がる、止まる』性能を飛躍的に向上させます」

191024-01-003.jpg▲「日産リーフe+」をベースにEM57モーター×2基を前後に搭載し4WD化されている

 本駆動システムは、前後に2基の電動モーターを搭載することで、システム最大出力227kW、最大トルク680Nmを発生。高出力化することに加え、日産の先進電動化技術ならではの緻密なモーター制御により、素早いレスポンスと滑らかな加速を両立するだけではなく、どのような路面環境下においても力強く滑らかな加速性能を実現したという。

191024-01-011.jpg▲加速時や凹凸のある路面を通過する時には、モーターを最適にコントロールすることで車体姿勢の変化を少なくし、快適な乗り心地を提供する

 また、乗る人すべてに快適な乗り心地を提供するため、2基の電動モーターを繊細にコントロールすることで、車体の揺動を抑える制御も行っている。例えば、市街地走行における減速時などでは、通常のフロントモーターの回生ブレーキに加え、リヤモーターの回生ブレーキも併せて活用することで車体の姿勢変化を抑制し、乗員の前後方向の揺れを減少させる。前後の揺れが減少することで、車酔いなどを抑える効果が見込めるのだという。

191024-01-012.jpg▲室内に備えるモニターで左右にかかるG、各タイヤのトラクション状態、モーター出力などが表示可能

 卓越したハンドリング性能も特筆すべき強みだ。路面と車両の走行状況によって前後の駆動力を最適に配分し、さらに4輪のブレーキを個別に制御することにより、各タイヤの性能をフルに活用しクルマのコーナリングフォースを発生させる。これにより、ドライバーは最小限のステアリング操作で思い通りのコーナリングを楽しむことが可能となる。

191024-01-009.jpg▲227kW(約308PS)/680Nmを発生し、前後のサスペンションとステアリング機構も専用品となっている

 最後に、電動駆動4輪制御技術は、様々な路面状況においてドライバーに高い安心感を提供する。例えば、雪道などの滑りやすい路面状況においても、繊細にモーターの駆動力やブレーキのコントロールを行うことにより、高いライントレース性能を実現。ドライバーはどのような路面状況においても、安心してドライブを楽しむことができる。

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