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ボルボ 全車に時速180km/hの最高速度制限と、最高速度をさらに低く設定できるケア・キーを採用

Writer:横田康志朗 

 ボルボ・カーズは今後全ての新車に、昨年発表した時速180kmの最高速度制限を導入し、交通事故による死亡者や重傷者をゼロにするために規制や法律で定められた基準よりも踏み込んだ取り組みを行うと発表した。

▲ボルボ全車に時速180km/hの最高速度制限とケア・キーを採用

 ボルボ・カーズは、時速180km/hの最高速度制限と、最高速度をさらに低く設定できるケア・キーの導入により、スピードの出し過ぎによる危険性を強く訴えることで、自動車の安全分野で世界をリードするポジションにいることを明確にする。

両機能によって、自動車メーカーとして積極的かつ責任を持ってドライバーのより良い行動をサポートし、死亡事故や重傷事故ゼロの達成を目指すとしている。

ボルボ・カーズ・セーフティ・センターの責任者であるマリン・エークホルムはコメントする。
「自動車メーカーには、交通の安全を向上させる責任があると考えています。このような考え方に基づき、速度制限を導入する議論を重ねてきました。最高速度制限とケア・キーは、スピード違反が危険であることを、人々に認識させるのと同時に、さらなる安心を人々に与え、ドライバーのより適切な行動をサポートします」

▲ケア・キーは、家族や若くて経験の浅いドライバーが車を運転する際に制限速度をより適切に設定できる、という考えから生まれた機能だ。キーごとに設定が可能で2021年からボルボの全モデルに標準装備される予定

最高速度制限が発表されて以来、そのような制限を課す自動車メーカーの権利について疑問視する意見があった。しかし、ボルボ・カーズはたとえ一部の顧客を失うとしても、最終的に人名を救うためには自動車メーカーの権利と義務をめぐる議論の先駆者であり続けるべきだ、と考える。

 スピードの出し過ぎの問題点は、ある一定以上の速度において、事故が発生した際、車内の安全装備や道路上のインフラ整備では、もはや死亡事故や重傷事故を完全に回避することができないという点だ。

このため、ほとんどの欧米諸国では、制限速度が設けられている。しかし、スピードの出し過ぎは依然としていたるところで発生し、死亡事故や重傷事故の主な原因の一つとなっている。また、毎年何百万人もの人がスピード違反の切符を切られている。

「調査によると、多くの人々はスピードの出し過ぎの危険性を十分に理解していません。そのため、多くの人がスピードを出しすぎてしまい、交通状況に合わせて適切に速度を調整できていないのです」とボルボは語る。

 スピードの出し過ぎの他にも、飲酒や薬物使用による酩酊および注意散漫は、交通安全における残る2つの主要な懸念事項であり、死亡事故や重傷事故をゼロにするというボルボ・カーズの未来のビジョンに向けて埋めるべき溝を残している。今後も人の行動に起因するこれらの事柄に対処する取り組みを行っていき、将来の車にはさらに多くの機能が搭載される予定だ。

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