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軽自動車を除く国内車名別販売ランキングでトヨタ・ライズが初の1位獲得

Writer:森脇 稔 

▲トヨタ・ライズ 1万2823台を販売して初の車名別販売ランキング1位に輝いた
▲トヨタ・ライズ 1万2823台を販売して初の車名別販売ランキング1位に輝いた

6月の国内新車販売台数は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の影響を受け、34万7371台と35万台を割り込んだ。これは6月としては過去最少の数値。5月よりも前年同月比の落ち込みは小さくなっている点はいいニュース。販売の現場からは「徐々に客足が戻りつつある」という報告があり、秋に向けての販売拡大に期待がかかる。

 6月の国内新車セールスが、新型コロナウイルスの影響で大幅にダウンした。

 6月としては、東日本大震災が発生した11年の35万1826台を下回り、過去最低を記録した。総販売台数(軽自動車を含む)は、34万7371台。前年同月比は22.9%減と、9カ月連続で前年実績を下回った。5月の44.9%減と比較すると、マイナス幅は改善したが、それでも大幅ダウンが続いている。

 自販連が発表した新車販売台数(軽自動車を除く)は、21万4857台。前年同月比は26%減と、9カ月連続で前年実績を下回った。登録車の販売台数の中で、乗用車は18万2128台。同26.6%減と、9カ月連続の前年実績割れ。普通車(3ナンバー)が同29.9%減の9万7682台と、9カ月連続のマイナス。小型車(5ナンバー)は8万4446台にとどまり、同22.4%減と、3カ月連続で前年実績を下回った。

 メーカー別は、全8社中7社が前年実績を下回った。トヨタは10万4478台で、前年同月比は22.1%減と、9カ月連続で減少。ホンダは2万4181台を販売し、同29.3%減と、9カ月連続で前年実績を下回った。日産は1万8920台にとどまり、同40・8%減と19カ月連続の前年割れ。マツダは8461台で、同22.8%減と、3カ月連続の前年実績割れ。スズキも8060台にとどまり、同は9.8減と、14カ月連続で減少した。SUBARU(スバル)は6485台で、同33.5%減と、5カ月連続でダウンした。三菱は1287台で、前年同月比は64.7%減と、9カ月連続で前年実績を下回った。

 一方、小型SUVのロッキーが好調なダイハツは3360台。前年同月比は46.5%増と、8カ月連続で前年実績をクリアした。

▲トヨタ・アルファードは2015年のデビュー(3rdモデル)以降安定した販売を続ける 写真は5月1日に発売された特別仕様車「S・タイプゴールド」 ゴールドカラーの専用フロントエンブレムに注目

 乗用車の車種別販売ランキング首位は、トヨタ・ライズで、5月の2位から浮上。初のナンバーワンに輝いた。1万2823台の売り上げ。コンパクトSUVに対するユーザーのニーズが現れた。2位はヤリスで、1万967台を販売した。

 3位はトヨタ・カローラで、5月の4位からランクアップ。6月は9311台を販売。前年同月比は10.4%増と2桁増を達成した。

 以下、ベスト10は、
 ④ホンダ・フィット 9016台
 ⑤トヨタ・アルファード 6835台
 ⑥日産ノート 6010台
 ⑦ホンダ・フリード 5595台
 ⑧日産セレナ 5288台
 ⑨トヨタ・ルーミー 5230台
 ⑩トヨタ・ヴォクシー 4812台
 
 ノートが5月の10位から上昇した。セレナは5月の13位から急浮上して、8位に。トヨタ・ヴォクシーも5月の12位から、トップ10入りした。

▲日産キックス(タイ生産)は輸入車としてカウント 6月は1836台を販売

 輸入車(日本メーカーの海外生産分を除く乗用車)は、2万1075台。前年同月比は32.3%減と、9カ月連続の前年実績割れ。輸入車全体でも2万5354台にとどまり、同28.9%減と、16カ月連続で前年実績を下回った。

 純輸入車のブランド別販売台数ベスト5は、
 ①メルセデス・ベンツ 4609台
 ②BMW 3220台
 ③VW 2752台
 ④アウディ 1822台
 ⑤MINI 1714台

 メルセデス・ベンツが、64カ月連続で首位に立った。BMWは3カ月連続の2位。ベスト5内の全ブランドが、前年実績を下回った。

 Kカー(乗用車)は、10万1764台。前年同月比は14.4%減と、9カ月連続の前年割れ。商用車を含めたトータル台数は、13万2514台。同17.3%減と、9カ月連続で前年実績を下回った。

▲ダイハツ・タフト 6月は5079台を販売 Kカーランキングのトップ10入りはならなかったが好調なセールスを展開

 乗用車の車種別販売ランキングのベスト5は、
 ①ホンダN-BOX 1万5557台
 ②スズキ・スペーシア1万2072台
 ③日産ルークス 9431台
 ④スズキ・ハスラー 7875台
 ⑤ダイハツ・タント 7263台
 
 N-BOXが、7カ月連続でナンバーワンを維持した。

 史上最低レベルに落ち込んだ国内新車セールス。しかし、ディーラーからは「客足が戻りつつある」との声も出ている。豊富な新車発表ニュースとともに、明るい兆しといえる。

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