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待望のF1GP開幕。序盤3戦はメルセデスとレッドブルが充実ぶりを発揮

Writer:世良耕太 

▲F1開幕戦オーストリアGPを制したV・ボッタス選手(メルセデス)
▲F1開幕戦オーストリアGPを制したV・ボッタス選手(メルセデス)

F1GPの2020年シーズンが、待望の開幕戦を迎えた。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、変則的なカレンダーと無観客という方式で開催される展開になった。チームスタッフはフェイスシールドやマスクを着用し、昨シーズンまでのサーキットとは大きく雰囲気が異なる中での開催になった。開幕1〜3戦のレース結果をレポートする。

2020年F1GPはメルセデスの3連勝で開幕

▲第3戦ハンガリーGPはメルセデスのL・ハミルトン選手が優勝

 F1世界選手権第1戦オーストリアGPの決勝レースは7月5日、レッドブルリンク(1周4.315km、71周)で行われ、ポールポジションからスタートしたV・ボッタス選手(メルセデス)が優勝した。2番目にフィニッシュラインを通過したのはL・ハミルトン選手(メルセデス)だったが、レース終盤にA・アルボン選手(レッドブル)と接触した際に非があるとして5秒のタイムペナルティが科された。この結果、 C・ルクレール選手(フェラーリ)が2位に繰り上がり、最終ラップでタイムを詰めたL・ノリス選手(マクラーレン)が3位に入った。参戦2年目のノリス選手にとってF1初表彰台である。ハミルトン選手は4位になった。

▲フェラーリのCルクレール選手は開幕戦を2位で終えた

 チェッカードフラッグを受けたのは出走20台中の11台で、近年まれに見るサバイバルレースだった。最初に戦列を離れたのは、昨年のオーストリア戦でホンダにF1復帰後初優勝をもたらしたM・フェルスタッペン選手(レッドブル)。2番グリッドからスタートしたフェルスタッペン選手は、順位を維持したまま周回を重ねたが、11周目に電気系のトラブルが発生してスローダウン。そのままピットに戻り、リタイア。
 2番手を走行していたハミルトン選手との接触で大きく順位を落としたアルボン選手も、その後電気系のトラブルが発生しリタイア。ホンダのパワーユニットを積むアルファタウリのD・クビアト選手は10位以内のポイント圏内を走っていたものの、タイヤがバーストして走行不能に陥り、リタイア。ホンダ勢で唯一コースに留まったのはP・ガスリー選手(アルファタウリ)は、7位入賞を果たした。

▲第2戦シュタイアーマルクGPでレッドブルのM・フェルスタッペン選手は3位入賞

 第2戦シュタイアーマルクGPの決勝レースは7月12日に行われた。GPの名称が違うだけで、開催するサーキットは開幕戦と同じレッドブルリンクである。シュタイアーマルクはレッドブルリンクがあるオーストリア南東部の州の名称だ。F1は1国1開催が原則のため、苦肉の策としてシュタイアーマルクの名称を持ち出したのだ。
 激しい雨のため11日のフリー走行3回目は中止になり、予選は約40分遅れでスタート。ポールポジションを獲得したのはハミルトン選手、2番手にフェルスタッペン選手がつけ、3番手にサインツ選手(マクラーレン)がつけた。
 ドライコンディションで行われた決勝レースは、ポールポジションのハミルトン選手が危なげないレース運びで71周を走り切り、優勝。通算85勝目を挙げた。67周目、タイヤの性能劣化に苦しむフェルスタッペン選手を追い抜いたボッタス選手が2位に入り、メルセデスがワン・ツー・フィニッシュを達成した。
 フェルスタッペン選手は3位で、レッドブル・ホンダは今季初表彰台。4位はチームメイトのアルボン選手。フェラーリの2台は予選も不発(10番手、11番手)なら、決勝では1周目のターン3でチームメイト同士が接触し、ともにリタイア。課題を残す週末になった。

▲第3戦ハンガリーGPはメルセデスが1位と3位 2位はレッドブルのフェルスタッペン選手だった

 第3戦ハンガリーGPは7月19日に決勝レースは、ハンガロリンク(1周4.381km、70周)で行われ、メルセデスのハミルトン選手ポール・トゥ・ウインを達成。2位はレッドブルのフェルスタッペン選手、3位はメルセデスのボッタス選手だった。レッドブルはA・アルボン選手が5位に入っている。

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