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コロナ変異株の影響大。欧州新車販売は前年比25.7%減、各国軒並み2桁ダウン(2021年1月)

Writer:森脇 稔 

▲VWゴルフ VWグループの販売台数は18万6889台 前年同月比は26.8%減 ドイツも1月は感染症拡大が収束しなかった

 ACEA(欧州自動車工業会)が発表した21年1月の欧州全域(EU+EFTA+UK全30カ国)の新車(乗用車)販売台数は84万2835台。前年同月比は25.7%減と、4カ月連続で前年実績を下回った。

 5大主要国は、全5カ国が前年割れ。ドイツは16万9754台で、前年同月比は31.1%減。イタリアは13万4001台、同14.0%減。フランスは、同5.8%減の12万6380台だった。英国は9万249台、同39.5%減。スペインは同51.5%減の4万1966台という結果。

▲VWはID.4のデリバリーを開始 2月末までに2万3500台の受注があった期待のEV・SUV

 主要8社(グループPSAとFCAが統合した関係で1社減)の販売実績を見てみよう。首位は、VWグループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)。販売台数は18万6889台、前年同月比は26.8%減。2位はグループPSAとFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)の経営統合で誕生したステランティス。同26.1%減の16万4575台だった。3位はルノー・グループ(ダチアを含む)。販売台数7万4132台、同21.6%減。

 4位はBMWグループ(MINIを含む)。5万2640台、前年同月比14.2%減。5位は韓国のヒュンダイ・グループで、5万1442台、同23.4%減だった。

 6位はトヨタ・グループ(レクサスを含む)で、販売台数は5万207台、同14.2%減と、2カ月ぶりのマイナスとなった。ブランド別は、トヨタが同16.6%減の4万7743台と、2カ月ぶりに減少した。レクサスは同29.0%減の2464台と、2カ月ぶりに前年実績を下回った。

 7位はダイムラー(メルセデス・ベンツとスマート)で、4万5086台を販売し、同17.9%減。8位はフォードで、3万7156台にとどまり、同19.0%減だった。

 トヨタ以外の日本メーカーでは、日産が1万4283台にとどまり、前年同月比は38.4%減と、4カ月連続のマイナス。マツダは同36.8%減の6898台と、13カ月連続で減少した。三菱は同63.0%減の3472台と、6カ月連続でダウンした。ホンダは2460台で、前年同月比は50.0%減と4カ月連続の前年割れとなった。

 欧州委員会は1月下旬に「感染が深刻な場所を特定し、不要不急の移動自粛を求める」と発表した。欧州では新型コロナウイルスの変異種が拡大するなど、経済活動の停滞につながる状況が続いている。ACEAは、「1月の新車販売台数は、記録的な低水準」と、危機感をあらわにしている。

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