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日産、カーボンニュートラルを目指しRace to Zeroキャンペーンに参加

Writer:横田康志朗 

 日産は、将来の完全な電動化やカーボンニュートラルの実現に向け、国連が支援するRace to Zero(レース・トゥ・ゼロ)キャンペーンに参加すると発表した。日産は自動車メーカーとして同キャンペーンに正式に参加する初の日系企業となる。

▲日産、国連が支援するRace to Zeroキャンペーンに公式に参加する初の日系自動車メーカーへ

 日産はRace to Zeroキャンペーンへの参加とともに、「Business Ambition for 1.5°C」キャンペーンにも賛同を表明した。

世界の気温上昇を産業革命以前のレベルから1.5°Cに抑えることを目指す「Business Ambition for 1.5°C」キャンペーンの目標は、カーボンニュートラルの実現を目指す日産の目標と合致している。さらに、日産は同キャンペーンの参加要件であるSBTの認証も取得。これは、日産のCO2削減目標がSBTイニシアチブ(SBTi)によって検証され、最新の気候科学に沿ったものであると認定されたことを意味する。

▲Race to Zeroキャンペーンは、国連が支援する世界中の企業や自治体、投資家、大学などの非政府アクターに、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すことを約束し、その達成に向けた行動をすぐに起こすことを呼びかける国際キャンペーンだ

■日産の社長兼CEOの内田 誠氏 コメント
「私たちは、これらのキャンペーンへの参画やSBTの認証を通じて、志をともにする世界中の企業や自治体の皆さまとともに気候変動の課題解決に取り組み、持続可能な社会を実現していく決意を新たにしています。カーボンニュートラルの実現に向けた世界的な取り組みを加速させるため、日産は電動化の更なる推進など、今後とも諸課題への責任ある対応に努め、将来にわたってステークホルダーの皆さまから必要とされる企業であり続けるよう、自らの役割をしっかりと果たしていきます」

 日産はカーボンニュートラルの実現に向け、電動車両と電動化技術の普及促進に取り組んでいる。2010年には世界で初めてグローバルに量産型EV「日産リーフ」を発売し、その後も独自のe-POWER技術の採用を拡大しながら、「日産アリア」などの新型EVの投入も発表している。また、電動化技術の採用を積極的に拡大し、2030年代早期より主要市場である日本、中国、米国及び欧州に投入する新型車をすべて電動車両とすることを目指している。

▲Business Ambition for 1.5°Cは、世界の気温上昇を産業革命以前のレベルから1.5°C以内に留めることを目指し、2050年までにCO2排出量をゼロとする企業の目標設定を促すキャンペーン。参加するためには、SBTに基づいたCO2の削減目標を設定することが求められる

日産は、今年初めに、ゼロ・エミッションでワクワクするEVの楽しさを世界中のユーザーに届けるため、ABB FIA Formula E選手権に2025~2026年に開催されるシーズン12まで長期参戦することも発表した。

そして、日産はカーボンニュートラルへの取り組みをさらに強化するため、ゼロ・エミッションの実現に向けて360度のソリューションを提供する「EV36Zero」を発表。英国に新設するこのEVハブでは、EV、再生可能エネルギー、バッテリー生産を統合する。

日産は今後も、新型車や新技術の開発に加え、世界中のパートナーと協力して、再生可能エネルギーによる発電、エネルギー貯蔵、EVバッテリーの2次利用、4Rビジネスの継続的な開発など、EVを中心としたエコシステムの革新と発展に継続して取り組んでいくとしている。

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