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連載47回 今こそコレに乗ろう!第1弾 クルマ相場師マスダオート推薦、100万円以上下がったアルファード直4

Writer:小沢コージ Photo:小沢コージ

2列目座り.jpg小沢コージ●クルマや時計、時に世相まで切る自動車ジャーナリスト兼TBSラジオパーソナリティ。『ベストカー』『MONOMAX』『webCG』『日刊ゲンダイDIGITAL』「カーセンサーEDGE』で自動車連載、『時計BEGIN』で時計人物連載。毎週土曜18時50分TBSラジオ『小沢コージのカーグルメ』

●いま人気国産車のオークション価格が暴落している!

 緊急事態宣言のなか、読者のみなさまはいかがお過ごしだろうか。
 
 小沢コージ、ネットでさまざまなリモート取材を試みるウチに、とんでもない特ダネを発見した。それは一部、人気国産車のオークション価格、つまり流通原価が暴落しているという話。
 
 聞いたのは都内や埼玉で国産車&輸入車を扱う「マスダオート」(www.masudaauto.com)の増田隆之会長。この方、小沢に言わせれば「クルマ相場師」ともいうべき達人で、年間売買する台数は「約3000台」というからビックリ。
 
 実は日本で中古車が売買されるオークション会場は、最大手のJSSだけで全国19カ所もある。相場は年末年始に3月決算期、夏冬のボーナス期に加え、地域別に価格は変動する。

 まさにクルマは「動く株式」という側面を持ち、増田会長は自ずとその事情に詳しいのだが、ふと、こう漏らしたのだ。
 
「小沢さん、実はコロナの影響で2月から下がり始めて3月後半にはドカン! 日本海溝なみに急激に深く下がったんですよ」

フロント.jpg▲新型コロナウイルスはさまざまなカタチでクルマ業界にも影響を及ぼしている 中古車もそのひとつ 写真は人気の中古車トヨタ・アルファードSAタイプブラック

 単純に新型コロナウイルスの影響でクルマが売れないから?と思いきや、そうでもない。
 
 マーケット全体は確かに新車を中心にガタ落ち中だが、一部中古車は限定的には売れている。なぜなら「コロナを避けられる唯一の交通手段」という意味で、クルマの需要は落ちてないからだ。
 
 そうではない。今回落ちているのは「海外で人気の日本車」の話。思いつく有名どころはランクル、ハイエースだが、今回注目したいのは、日本でも大人気のラージミニバン、アルヴェルことトヨタ・アルファード&ヴェルファイアである。

●普段のアルファード4気筒モデルは新車より1年落ち中古車の方が高い!

「中古車に詳しい人は知ってますが、アルヴェルはタイ、インドネシア、シンガポールなど、右ハンドルのASEANを中心にすごい人気なんです。とくに輸出に強いのは、燃費が良くて税金も安い2.5Lのアルファードで、新車価格450万円のモデルが1年落ちで480万円なんて値が付く。なぜなら新車並行より中古車並行の方が関税が安いからです」。

 自国産業保護か、日本では考えられないほど高い輸入関税がかかるタイ。マトモにアルファードを新車で買うと1200万円もするようだが、逆に中古車だと安く済む。よって日本から高値買い取りがなされている。
 
「ところが今回のコロナ騒ぎで、海外の保税区、つまり輸入を仕切る部分が完全に止まってしまった。あそこは人が動くので。だからいまは輸出屋がアルヴェルを買わない」。

 風が吹いて桶屋が儲かる、ではないが、新型コロナウイルスの影響で、アジア人気の高い日本車が売れないのである。

ダッシュ斜め.jpg▲特別仕様タイプブラックはトヨタ・アルファード中古車のなかでもとくに人気が高いモデル
 
「逆にいうと、やっと日本でもマトモな価格で中古アルファードが買えるようになってきたってことなのですよ。いま1年落ちの直4モデルなら、400万円台で仕入れられますから」。

 実際、小沢はマスダオートで人気の「アルファード2.5 S A タイプブラック」にチョイ乗りしてみた。初年度登録2017年のマイナー前だが、普段低走行車はヘタすると400万円を越える。だが、このアルファードは走行距離わずか8000kmで349.8万円。「通常より確実に安いでしょうね」と会長。

前席.jpg▲特別仕様のタイプブラックはシート表皮に滑らかな手触りのウルトラスエードを採用 
 確かに細かくみると、2018年のビッグマイナーで少し顔が変わり、エグゼクティブラウンジの足回りが改良され、先進安全のTSSが最新になった現行アルファード。だが、その前のモデルでも走りや質感は十分。高級車としてクラウンやレクサスLSを凌ぐ人気なのもよくわかる。
 
 それに4気筒モデルのパワースペックは182psで現行と変わりない。しかもグレードは人気の2列目キャプテンシートの7名乗りで、普通に新車で乗ると楽勝で400万円を越える。これを350万円台で買うのはアリだ。

セカンドシート.jpg▲セカンドシートはオットマン付きキャプテンシート仕様が中古車市場では人気
 
「しかも海外市場が復活してくることを考えると、1~2年後に売っても全然値落ちしないかもしれないんです」(会長)。

 意外な人気お買い得カーがあったものである(続く)

サードシート.jpg▲サードシートにもウルトラスエードを採用 一部ブラウン表皮でゴージャスな演出 ヴェルファイアの特別仕様より人気が高い

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