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「ニューモデル試乗」新型SUBARUレヴォーグ デザイン、走り、装備、先進安全ともにどうしてこんなにがんばったのか!?

Writer:小沢コージ Photo:小沢コージ

トップ.jpg小沢コージ●クルマや時計、時に世相まで切る自動車ジャーナリスト兼TBSラジオパーソナリティ。『ベストカー』『MONOMAX』『webCG』『日刊ゲンダイDIGITAL』「カーセンサーEDGE』で自動車連載、『時計BEGIN』で時計人物連載。毎週土曜18時50分TBSラジオ『小沢コージのカーグルメ』

これぞ事実上の新フラッグシップ!

 ニッポンのSUBARU(以下、スバル)ファン待望の新作スポーツワゴンが登場した。
 
 その名は新型レヴォーグ。
 
 6年前に大きくなりすぎたレガシィの事実上の後継として国内最適サイズで登場。
 その2ndモデルだ。

フロント.jpg▲SUBARUレヴォーグSTI Sport EX 全長4755×全幅1795×全高1500㎜
 
 とにかく異様な力の入り具合で、デザイン、走り、装備、先進安全ともに現状スバルトップレベル。
 
 事実上のフラッグシップと言っていいほどの出来映えなのだ。
 
 今回はいち早くプロトタイプ試乗をお届けする。

リア.jpgトレッド前1550/後1545㎜ ホイールベース2670㎜ 車重1580kg 最小回転半径5.5m 乗車定員5名 WLTCモード燃費13.6km/L
 
 まず、いい点はボールダー(大胆)をキーワードに開発されたデザインで、最新のスバル車で最もエグくてカッコいい。
 
 基本デザイン言語は従来どおりの「ダイナミック&ソリッド」だが、抑揚が増してワイルド化している。
 
 ボディサイズも1stモデル比で65mm長く、15mm幅広くなっており、とくに横から見たときの優雅さは歴然。リアドアの長さが効いている。

ダッシュ斜め.jpg▲インテリアは先進性を象徴するデジタルコクピットを新採用 縦型11.6インチセンターインフォメーションディスプレイはナビゲーションや車両設定、エアコン調整などの機能を集約
 
 室内も当然広くなっており、後席が25㎜長くなってヒザ前は余裕のスペース。
 
 ラゲッジも開口部が広くなっただけでなく、容量は床下を含めて39L増えて561Lに拡大。
 
 パワートレインも力作で、直噴1.8Lフラット4ターボを完全新開発。

エンジン.jpg▲パワーユニットは新開発のCB18型1795cc水平対向4気筒DOHC16VデュアルAVCS直噴ターボ"DIT"エンジンを搭載
 
 全体のボアピッチどころか、ほとんどのパーツを薄くした高効率設計で、以前の1.6Lターボに比べ最高出力は7psアップの177psだが、最大トルクは50Nmアップの300Nm。
 
 このトルクは余裕で、改良版のCVTとあいまって走りが格段に鋭くなっている。

新旧比較.jpg▲新旧レヴォーグの比較 新型は抑揚が増してワイルドな雰囲気を醸し出す

●アイサイトXは、それだけで買ってもいい出来

 今回は栃木のテストコースでチョイ乗りしたが、乗り心地、ハンドリングは完全に高級車のそれ。

 ボディはデザインを新しくしただけでなく、以前のSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)をベースに、新たにフルインナーフレーム構造や構造用接着剤を重ね、従来比で30%以上の剛性アップ。
 
 これが徹底的に効いている。

後席.jpg▲後席は旧型も十分に広かったが新型の足元スペースはさらに25㎜拡大
 
 静粛性もなかなかのもので、一部には「ドイツ・プレミアムの走りを越えた」という業界関係者もいるほどだ。
 
 さらにレヴォーグ注目は、業界最高レベルの運転支援システムを搭載していること。
 
 その名もアイサイトX。
 
 新型はメインデバイスのステレオカメラから完全新作。
 
 視野角を広げ、CMOSセンサーの画素数を120万から230万画素に高めて性能アップ。
 
 そのほか従来リア左右にしか付いていなかったミリ波レーダーを、前方左右に追加。
 
 結果として、左右ほぼ真横からくる自転車や歩行者まで認識でき、相当に安全レベルが増しているのだ。

 これにより加わった新機能は数多く、ウィンカーを出すと自動で車線を変更する「アクティブレーンチェンジアシスト」、斜め後方にクルマがいると車線変更を控える「エマージェンシーレーンキープ」、新たな3D高精度地図データにより可能になった「料金所前速度制御」「カーブ前速度制御」を実現した。

ハンズオフ.jpg▲新開発のアイサイトXはEXが付く3グレードに標準設定 一定の条件を満たした自動車専用道路においてハンズオフができる
 
 白眉はすでに昨年、日産がスカイラインで導入した両手バナシのハンズオフ機能を、時速50km以下に限り、「渋滞時ハンズオフアシスト」として導入していることで、まさしく自動運転レベル3一歩手前の運転支援機能を実現している。
 
 しかもスバルがすごいのは、アイサイトXが事実上10万円ちょっとで付けられること。
 
 正確なプライスは未公開だが、グレードは下から280万円の「GT」、300万円の「GT-H」、330万円の「STI Sport」が用意されており、アイサイトXはそれぞれ+35万円のオプション。
 
 しかし、20万円はしそうな11.6インチの巨大ナビディスプレイも含まれており、それを差し引くと実質15万円。
 
 この価格は驚異的で、中身を考えると新型レヴォーグは間違いなく安い。
 
 今年のクルマ界の目玉になるはずの大注目スポーツワゴンなのである。

ラゲッジ.jpg▲ラゲッジスペースは561リットル(フロアボード上部492リットル サブトランク69リットル) 5名乗車時で荷室長1070×最大幅1602×高771㎜の容量を確保

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