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空山 基さんの代表作

Writer:空山 基 Photo:田中茂

そらやまはじめ 1947年愛媛県生まれ。広告代理店に勤務後、71年からフリーランスとして活動。国内外を問わず、個展の開催や画集の出版など精力的に活動。空山さん自身が2018年にディオールの新作コレクションに出品した「セクシーロボット」など、代表作について語ってくれました。空山さんの作品はホームページ(www.nug.jp、www.nose-art-pinups.com)をご参照ください。AAF(オートモビル・アート連盟)会員。

オリジナリティは自分で作り出す

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▲作品:1 ニューヨークで展示した巨大な作品/撮影:田中茂

昨年末、ディオール(DIOR)とコラボした巨大なSEXY ROBOTがたいへん話題になりました(作品①)

■はい! ありがとうございます。2018年11月30日に東京で開催されたディオールの日本初の新作コレクション(2019プレフォール・メンズ・コレクションショー)のステージに、ボクの『SEXY ROBOT』が出演しました。作品はアルミ鋳造で高さは12m。円形のランウェイ(舞台)の中央に君臨しています(写真)。足元に写っているのがボクです。そのスケール感がわかるでしょ。こんなに大きい立体作品の制作は初めてでした。実際のショーは、レーザービームが飛び交う演出で、ロボットの周囲をモデルさんたちがウオーキングしました。デビッド・ベッカムやベラ・ハディッド(世界的ファッションモデル)もショーに来ていました。

ニューヨーク縮小.jpg

 ディオールとのコラボ広告やPRは、4月22日から渋谷交差点ビジョンの動画やギンザシックス、新宿伊勢丹、大阪、中国、パリ、ロンドン、ニューヨークなどで展開中です。世界中をお騒がせしますから、乞うご期待です! 19年秋には、バンコクで巨大ティラノザウルスもブレイクさせますからねッ。

作品集を拝見しましたが、『SEXY ROBOTの発想はいつごろからですか

■初めて描いたのは約40年前です。当時は、フェミニン(女性的)でセクシーなロボットが全然なかったので、「世間をびっくりさせてやろう」という気持ちで、女性をステンレスに置き換えてロボットにしました。いままでになかったものを作るとき、ボクは燃えるンです。オリジナリティは、自分で作るしかないですから。人に教えてもらうものではありませんし......。

セクシーロボット縮小.jpg

エンジンを描いた作品は

■トヨタ・ツインカム24の広告用のエンジンパース(1982年)です。この作品以前は、エンジン本体をクロームっぽく光らせて描く習慣がありませんでしたので、エンジンが美しく輝くように工夫を凝らしました。発表後は、世界中にこの手法が受け入れられました。エポックメイキングなイラストでした。

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作品に取り組むときの心構えは

■〝タブーを覆すこと〟に、死ぬまで一生かけて挑戦します。ボクは反骨精神の塊です。したがって、仕事の優先順位は、①面白くドーパミンが出ること②前例がないもので、③いまの作品が代表作になりますようにと念じつつ描いています。そして最後に、4番目くらいに、お金になる仕事に燃えます。楽しい仕事がほしいなァー。でも、ボクのギャラは高いゾーッ(笑)。

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ふだん心がけている生活信条は

■〝他力本願〟です。自分でできることは全力でやり、あとは信頼できる人にすべて任せる、というスタンス。他力本願というと、すべて他人任せと誤解している人も多いようですが、仏教本来の〝他力〟とは、阿弥陀如来の本願力だそうです。難しい話はわからないけれど、ボクの〝他力本願〟は空山流解釈です。

最近面白かった映画は

■『ダンケルク』です。第2次世界大戦中に、フランスの港町ダンケルクから英仏軍の兵士40万人を、連合軍が救出する大作戦が、すごい迫力でした。感動したので、映画で活躍する連合軍の戦闘機スピットファイアを第8回AAF作品展(会期:6月21日〜7月2日、会場:東京・市ヶ谷・山脇ギャラリー)のために描きました。ぜひ会場にお越しいただいて観賞してください。

構成●山内会津

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