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CES 2020 アウディはスマートでパーソナルなモビリティ「Audi AI:ME」を提案

Writer:横田康志朗 

 アウディは2020年のコンシューマーエレクトロニクスショー(CES)において、未来のビジョンを示したコンセプトカーから市販車に適用されるテクノロジーに至るまで、エキサイティングな展示を再び行う。この技術見本市において、アウディは未来のデジタル体験を定義する。

6.jpg▲Audi AI:ME

CESのアウディブースで展示される車両は、コンセプトカーのAudi AI:ME、12.3インチのタッチスクリーンを備えて市販車に近いショーモデルであるAudi Q4 e-tron conceptから、2020年春に搭載が開始されるデジタルマトリクスLEDヘッドライトを備えたAudi e-tron Sportbackまで、多岐にわたる。

 コンセプトカーのAudi AI:MEは、ユーザーの希望やニーズを満たす、家庭と職場に次ぐ「第3の生活空間」としての役割を備えているモビリティの提案だ。ドアを開け、シートに座り、都会のストレスから解放される。ユーザーは、アイトラッキング機能を使ってクルマとコミュニケーションを取ることができ、例えばお気に入りの食べ物を注文することも可能で、ウェルネス体験も提供され、車載VRゴーグルを装着すれば、壮大な山岳風景の中でバーチャルフライトを楽しむことができる。

 このテクノロジーは、実車の走行に合わせてバーチャルコンテンツを調整する。その結果、乗員は完全にリラックスして、忙しい日常生活から解放されることが可能だ。目的地に到着すると、バーチャル映像は現実の映像に戻る。

 Audi AI:MEは、ユーザーの好みと車両のナビゲーションデータに基づいてコーディネートを行い、注文した食べ物は時間通りに配達される。CES 2020を訪れたメディアは、自動運転体験の一環として、この共感力を備えたモビリティパートナーを試乗することが可能だ。

2.jpg▲アウディ インテリジェンス エクスペリエンス:共感力を備えたクルマ

 自分で考え、乗員に共感するクルマがあったら?「アウディ インテリジェンス エクスペリエンス」は、その答えを示してくれる。このクルマはユーザーとその習慣を理解し、人工知能とインテリジェント機能を組み合わせて、乗員の安全、健康、快適性を高める。

 自己学習を行うナビゲーションシステムは、すでに現行のMMIシステムに組み込まれており、システムは、目的地のデータを保存し、日付や時間、現在の交通状況を考慮しながら推奨ルートを提案する。将来的には、シートの位置、メディア、ルート案内、車内の温度から香りに至るまで、ユーザーの好む機能や設定に関する詳細な分析が行えるようになるという。共感力を備えた未来のアウディは、短時間のうちにユーザーの好みを理解し、自動的にそれを適用する事ができる。必要に応じて、運転スタイルや体調をモニターすることで、ユーザーの状態をベースにした車両セッティングも行う事が可能だ。CES 2020では、アウディ インテリジェンス エクスペリエンスのプロトタイプが備える基本機能を体験することができる。

1.jpg▲ダッシュボードに備える2つのディスプレイ、2つのイノベーション:空間的ビジョンとオンデマンドによる提案

 目的地が存在する横道を正確に指し示すナビゲーションの矢印。CES 2020の展示車には、3D複合現実ヘッドアップディスプレイが搭載される。CESで発表されるこの新技術は、サムスン電子と共同開発し、3Dテレビの場合と同様に、各画像について2つのビュー(左目用の1つのピクセルと右目用の隣接するピクセル)が生成される。3D複合現実ヘッドアップディスプレイの画像は、ドライバーの前方8〜10mの距離に浮かんでいるように見え、巧みな表現方法により、この距離感は70m以上にまで変更することも可能だ。それにより、遠くを見て走行しているときに、画像を見るために目の焦点を合わせ直す必要がなくなるという。

 さらなるハイライトは、オンデマンドで作動する透明なディスプレイだ。スクリーンは縦15cm、横122cmのサイズで、下端はインストルメントパネルに埋め込まれている。これは、透明な有機ELディスプレイと、特に濃いブラックを表現する黒のレイヤーという2層構造になっており、情報の表示に必要ない部分は透明なままになっていることが、このディスプレイの大きな特徴だ。この部分は、透明なガラスと同様に、前方の路面をよく見渡すことができる。

5.jpg▲自動車の未来は、完全な電動化とインテリジェントなコネクテッド機能が前提

 これは空想の世界の出来事ではない、とアウディは強調した。現行のアウディモデルは、最高のネットワーク性能を備えており、第三世代のモジュラーインフォテインメントプラットフォーム、MIB 3がその中心的な役割を果たしている。メインプロセッサーは、MIB 2と比較して10倍の処理速度を誇り、例えばルート計算や交通量予測などに際し、大きな利点となりえるポイントだ。

 CES 2020では、ライティングテクノロジーの面でも最新のイノベーションを公開。ドライバーが疲労を感じ始めたら、特別な光による対策が施される。青みがかった涼しいホワイトのライトは、刺激と爽快感を得られる効果があるという。アウディのプロジェクトである「ヒューマンセントリック ライティング」は、例えば乗員の集中力や記憶力を高めるために、照明の色を活用できることを示している。

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