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魅力はハンドリング。ディーゼル新登場

Writer:西川 淳 Photo:小久保昭彦

アルファロメオ・ジュリア2.2ターボ・ディーゼル・スーパー 試乗記

ジュリア01.jpgアルファロメオ・ジュリア2.2ターボ・ディーゼル・スーパー 価格:8SAT 556万円 

最新ディーゼルは軽量&パワフル

 ジュリアの魅力は同クラス随一のハンドリング性能にある。軽量かつ強靭なシャシーとボディをベースに、理想的な前後重量配分と、超クイックなステアリングギアレシオを与え、走りの個性を際立たせた。

 従来はフェラーリ製V6ツインターボを筆頭にガソリンエンジンだけだったが、待望のディーゼルエンジンがラインアップに加わった。

 SUVのステルヴィオとともに新採用されたディーゼルは、最新の軽量アルミニウム製直4ターボ。2142ccの排気量からクラストップのパフォーマンスと燃費を誇る。厳しい日本のポスト新長期排出ガス規制を楽々クリアする。

 スペックは190ps3500rpm45.9kgm1750rpm。トランスミッションはZF製8速オートマチックである。

 イタリアで一番人気と思われる、モンテカルロブルーの試乗車に乗り込んだ。

ジュリア02.jpgディーゼル仕様の駆動方式はFR 価格は2リッターガソリンのスーパー比13万円高 排気エンドはデュアル アイドリング時のディーゼル音は耳につく

40km/h以上で実力を発揮

 エンジン始動音はディーゼルらしい。室内に特有の音が聞こえてくる。アイドリングストップからの再始動時を含めて、ちょっとうるさいと感じた。とはいえ、BMWやメルセデスなどのジャーマンプレミアム勢と同等レベルだ。ジュリアが取り立ててノイジーというわけではない。

 発進加速は頼もしい。ダッシュ力そのものは自然なフィーリングで、決して暴力的ではない。アルファロメオのディーゼルということで、過激なまでの加速フィールを期待すると、肩すかしを食らうかもしれない。

 40km/hあたりまではディーゼル音も聞こえてくる。ペダルからもエンジン振動が伝わる。

 一方、40km/hを超えると印象はがらりと変わる。ZF製8速ATとの相性は素晴らしく、ガソリンエンジン車とは比較にならない力強さが味わえる。そのスピードの伸びは、豊かなトルクを誇るディーゼルならではだ。

ジュリア03.jpgハンドリングはシャープ 8.8インチセンターディスプレイのコネクトシステムはアップルカープレイ&アンドロイドオート対応 ナビ機能は未搭載

走り込むほど魅力が鮮明になる

 2000rpmを超えてからのトルクの波に乗るような感覚は"すっ飛んでいる"ようなフィールで気分がいい。「あぁ、ディーゼルにしてよかった」と思う。

 100km/h巡航時のエンジン回転数は約1300rpm。パワフルなだけでなく静粛性も素晴らしく高い。長距離ドライブのパートナーとして申し分ない。燃費は約300kmの今回の試乗で、WLTCモードの17.2km/リッターに迫る16.5km/リッターをマークした。

 ディーゼルでも、素晴らしいハンドリング性能は健在。ジュリアのディーゼル仕様は、走り込むほど魅力が鮮明になるスポーツサルーンである。

ジュリア04.jpg前席電動調整機構付きプレミアムレザーシート標準 カラーはボディ色に応じてベージュと黒を設定 乗り心地は快適

ジュリア05.jpgメーターは視認性に優れた2眼式 速度計は260km/hスケール 中央に各種情報を表示

※次ページでスペックを紹介

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