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こだわりのディテール。信頼の4WD

Writer:岡崎宏司 Photo:小久保昭彦

アウディA445TFSIクワトロ・スポーツ 試乗記

A4-01.jpgアウディA445TFSIクワトロ・スポーツ 価格:7SAT 624万円

先進性とデザインがアウディの魅力

 プレミアムブランドとして認知されていなかったころのアウディは、地味で存在感も弱かった。ドイツでも"公務員や教員のクルマ"といったポジションで見られていた。

 しかし、1980年代に入り、クワトロシステムやモダンな空力デザインを相次いで投入し、イメージを急速に変えていった。そして、1990年代後半になると、スタイリッシュなアバントやTTのデビューで、アウディのポジションと人気は一気に上昇した。プレミアムブランドの一角を占めるようになり、お洒落なユーザーや都会派、インテリ層を引きつけるようになった。現在のアウディは、その流れの中にある。

 ユーザーがアウディに求める価値は、先進の技術はもちろんだが、それ以上にスタイリッシュなデザイン性だとボクは思う。

A4-02.jpgクワトロシステムの前後駆動力配分は通常走行時4060 状況に応じて70301585の範囲で自動的に変化 スタイリングは空力性能に優れた伝統の6ライトデザイン

高い作り込み精度。空力性能もハイレベル

 A4はジェントルな印象だ。けっして目を引く存在ではない。ボクの周囲からも同様の声が聞こえてくる。保守的といったとらえ方をする人さえいる。写真や、街を走るA4をチラッと眺めただけのユーザーからは、「アウディとは思えない平凡なセダン」という印象を持たれているようだ。

 しかし、実車に近寄ると、ディテールへのこだわり、高い作り込み精度、そして真摯な空力性能の追求に気づく。「やっぱりアウディだな、いいな」という評価に変わるケースが多いだろう。つまり、実車に触れるかどうか、どこに関心を持つかによって、A4の評価は決まるように思う。

 室内を見ると、アウディならではの美意識が伝わってくる。だが、「最新」あるいは「先端」といった点で、後発デビューのライバルには及ばない。

A4-03.jpg室内はシンプルで開放的 視界はワイド 車両感覚はつかみやすい クワトロシステムの利点で高速走行時の安定性は高い

素直な身のこなし。リズミカルな走りが楽しめる

 試乗車は2リッター直4ターボ(252ps37.7kgm)を搭載したクワトロ。エンジンは、常用域からトップエンドまで滑らかに静かに回る。全体的な静粛性は高いレベルを確保している。ボディ回りからの風音は低く、これが静粛性を高めている。ハイウェイのクルージングは快適だ。

 乗り心地はいい。身のこなしは素直。日常領域からスポーティ領域まで、軽やかなリズム感を伴った走りが楽しめる。

 ボディサイズは全長×全幅×全高4755×1840×1410mm。スリーボックスシルエットに、快適な後席居住性を期待するユーザーは多いだろう。その期待が裏切られる心配はない。上質なサルーンとして心地よいキャビンに仕上がっている。

 アウディA4の実力は確かだ。落ち着いた印象の中に高いポテンシャルを秘めている。

A4-04.jpg前席はサポート性に優れたスポーツ形状 シート地は本革とファブリックのコンビ仕様 室内のスペース性は標準的

A4-05.jpgメーターはフル液晶式 ナビ情報をはじめ多彩な表示モードを設定

※次ページでスペックを紹介

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