スズキからOEM供給を受ける日産の軽キャブワゴンの福祉車両が一部仕様変更を敢行

NV100クリッパー・リオ「チェアキャブ」が安全装備の拡充をメインとした一部仕様向上を実施

 日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンは86日、軽乗用キャブワゴンのライフケアビークル(LV)、NV100クリッパー・リオ「チェアキャブ」の一部仕様変更を行い、同日より発売した。車両価格は2WD2012000円、4WD2132000円に設定する。

NV100クリッパー リオ「チェアキャブ」1.jpg▲日産NV100クリッパー・リオ「チェアキャブ」(2WD) 価格:4AT201万2000円 全長3395×全幅1475×全高1895mm 車重1000kg 搭載エンジンはR06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTインタークーラー付ターボ(64ps)  インテリジェントエマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシストなどの先進安全機能を標準で装備する

 スズキからOEM供給を受けて販売する日産NV100クリッパー・リオ「チェアキャブ」は、スズキ・エブリイワゴンをベースとする日産ブランドの福祉車両=ライフケアビークルだ。今回の仕様変更では、インテリジェントエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)や踏み間違い衝突防止アシストのほか、LDW(車線逸脱警報)、インテリジェントDA(ふらつき警報)、先行車発進お知らせ、ハイビームアシスト、オートライトシステムを全車標準装備とし、さらなる安全性の向上を図ったことが特徴となる。また、リアシートは使用シーンに合わせて完全格納または一部格納といったフレキシブルなアレンジが可能。リアスペースに乗車した車いすのすぐ横に介助者が座る場合は、リアシートを1名分のみ展開し、車いすが乗車しながらも、通常の全シート使用時と同様に4名の乗車定員を確保。また、リアシートをすべて折り畳めば、大きなサイズの車いすでも乗車できるスペースが現れる。さらに、車いすが乗車しない場合はベース車両と同様に4名の乗車が可能だ。

SNSでフォローする