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《シティ派SUV特集》エクリプスクロスに見る伝統の「三菱らしさ」

Writer:森口将之 Photo:小久保昭彦

三菱エクリプスクロスGプラスパッケージ(4WD) 試乗記

IMG_1008.JPG三菱エクリプスクロスGプラスパッケージ(4WD) 価格:8CVT 310万7160円 三菱初のダウンサイジング1.5リッターターボ(150ps)搭載 駆動システムは電子制御4WDとAYC/ASCを統合制御するSーAWC ボディは強靭な高剛性仕様

唯一無二のキャラクター。造形はシャープ

 エクリプスクロスはスタイリングにこだわったクロスオーバーSUVだ。アプローチは異なるが、デザイン性を重視した点はレクサスUXと共通である。
 エクステリアは、最近のクルマとしてはかなり大胆なウエッジシェイプを描く。それがエクリプスクロスに唯一無二のキャラクターを与えている。かつてのギャランGTOやスタリオンなどの名車を彷彿させる、三菱のブランドイメージに沿った造形である。

 ボクが好感を抱いているポイントは、フロントドアからリアフェンダーにかけてのキャラクターライン上にあるドアハンドルが、ラインに合わせて下を向いているところ。造形との統一感が伝わってくるし、操作性もいい。違和感なく扱える。
 リアコンビライトは左右が連結したワイド形状。エクリプスクロスはライト下部にエクストラウィンドウを配置することで、抜群の後方視界を提供している。スタイリッシュなうえ、実用面もきちんと煮詰めている。ボディサイズは全長×全幅×全高4405×1805×1685mm。視界に優れ、取り回し性はいい。

 インテリアは黒一色の配色。200mmの前後スライドと9段階のリクライニング機構を持つ後席は、身長170cmのパッセンジャーが足を組めるほど広い。

IMG_1019.JPGプラットホームはアウトランダー用を改良 2018年12月の改良でFF仕様にAYC機構を装備 全長×全幅×全高4405×1805×1685mm

カチッとした車体の動き。オフロードの走りも凄い!

 走りは力強い。1.5リッター直列4気筒ターボ(150ps/24.5kgm)による加速は鋭いうえに、CVTの反応はリニア。いい意味でターボらしさ、CVTらしさを感じさせない素直な加速感だ。ターボエンジンなので全般的に回転数は低めに抑えられており、静粛性は高い。ロングランも快適にこなせた。

 サスペンションは固め。だが、走りだしてすぐに実感できる硬質なボディの利点で、しっとりした感触をもたらしている。ステアリング操作に対する車体の動きはカチッとしている。
 セレクターレバーわきのボタンで操作する三菱独自の4WDシステムS―AWCは、オート、スノー、グラベルの3段階切り替え式。舗装路でも状況に応じて後輪に積極的に駆動力を配分し、オフロードでは的確な走破性を提供する。

 デザインから走りまで、エクリプスクロスは「三菱らしさ」が感じられる。プレミアムモデルに匹敵する明確なブランドイメージを打ち出している。

IMG_1092.JPGインパネはスポーティ ヘッドアップディスプレイ標準 操縦性はシャープ

IMG_1140.JPGシートはファブリック標準 本革はop(24万円) 後席は左右独立スライドとリクライニング機構付き

IMG_1127.JPGメーターは視認性に優れた2眼式 レッドゾーンは6000rpm以上 中央に各種情報表示

※次ページでスペックを紹介

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