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レクサスRC Fを迎え撃つ4台の刺客たち

Writer:河村康彦 Photo:小久保昭彦

ライバル2:BMWM4クーペ・コンペティション

IMG_7712.JPGBMW・M4クーペ・コンペティション 価格:6MT 1256万円/7SMT 1307万円 コンペティションは最高出力を標準仕様の431㎰から450㎰にアップ 20㌅アルミ装着

珠玉の直6。走りの歓び勝負

 M4クーペ・コンペティションは、450㎰の最高出力を7000rpmで発生。550Nmの最大トルクを2350~5500rpmの幅広い領域で生み出す。エンジンは直列6気筒とターボチャージャーを組み合わせている。基本構成は大きく異なるが、RCF(481㎰/535Nm)とスペックが比較的接近していることもあり、レクサス開発陣が最も気にしているのはM4かもしれない。
 フィーリングが大味になりがちなターボ付きスポーツエンジンにあって、M4の心臓部は過給器がアドオンされることによるネガティブ面をほとんど意識させない。
 エンジンに火が入った瞬間、重低音サウンドが耳に届く。これはスポーツ派ドライバーを間違いなく感動させてくれる。低回転域からよどみなくわき上がるトルク感は、エンジン回転数が上昇しても決して頭打ちにならない。むしろ高回転域で、見事なほどパワーが伸びる。実に刺激的だ。排気音に過剰に頼らない澄みきったエンジン音も魅力。M4は、決して荒々しさを伴うことのない直列6気筒エンジンならではのバランスのよさが存分に味わえる。
 駆動方式は、RCF同様、前輪が駆動系から切り離されたFRレイアウト。自然なステアリングフィールは、もちろんM4の大きな美点。4WD化されたとしたら、もっと強力なトラクション能力を手にする一方で、爽快で自在なハンドリング感覚に少しマイナスが生じるかもしれない。
 M4のパフォーマンスとともに、「走る歓び」を追求する姿勢は、RCFのクルマ作りの思想とオーバーラップする。

IMG_5267.JPG操作性に優れたMスポーツステアリング装備 操舵フィールはやや重め 内装の加飾パネルはカーボンファイバー 6速MTと7速DCT設定

IMG_7780.JPG全長×全幅×全高4685×1870×1390㎜ 車重1640㎏ エンジンは2979㏄直6DOHC24Vツインターボ 450㎰/7000rpm 550Nm/2350〜5500rpm RCF比出力はマイナス31㎰ トルクは15Nm太い

※次ページでアウディRS5クーペを紹介

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