【最新Kカー特集】ベストセラーN-BOXが支持されるこれだけの理由

ホンダN-BOXカスタムG・EXターボ・ホンダセンシング(FF) 試乗記

IMG_7123.JPGホンダN-BOXカスタムG・EXターボ・ホンダセンシング(FF) 価格:7CVT 194万9400円 カスタムは片側9灯LEDヘッドライト採用 直3ターボ(64ps/ 104Nm)搭載 JC08モード燃費:25.0km/リッター

高い完成度。隙のない高密度設計

 N-BOXはKカーだけでなく、全乗用車中トップのベストセラーモデル。日本で最も売れているクルマである。ラインアップは標準仕様とスポーティ指向のカスタムの2シリーズ。カスタムは片側9灯のLEDヘッドランプを採用。ターンシグナルはシーケンシャルタイプ。

 N-BOXの室内は圧倒的に広い。室内長は2240mm。ライバルのタント(2180mm)、スペーシア(同 2155mm)を凌ぐ。後席スライド位置を後端にした状態で、前後パッセンジャーのヒップポイント間隔は1175mm。3リッタークラスのサルーンでも900mm前後が平均値だから、余裕はリムジン並みだ。

 EXグレードは、助手席が前後570㎜スライドできるロングスライド機構付きで、多彩なアレンジが可能。助手席を前方にスライドさせておくと、子供を後席に座らせてから、そのまま車外に出ずに運転席に移動できる。

 荷室は使いやすい設定。テールゲート開口部の地上高は470mm。自転車などの積み下ろしが楽にできる。

 セーフティ装備は、前後誤発進抑制機能や、車線維持アシストなど10種の機能をセットしたホンダセンシング標準。クルーズコントロールは前車に追従するアダプティブ式を装備しているが、全車速追従式ではない。

 走りはパワフル。64ps/104Nmを発揮するターボは、過給圧を最適にコントロールする電動ウエイストゲートを採用。低回転域から力強さが実感できる。市街地はもちろん、高速道路でも加速はスムーズ。

 入念な遮音対策が施されており、静粛性は高い。ハンドリングは素直な設定だ。

IMG_7114.JPG10種の機能をセットしたホンダセンシング標準 アダプティブクルーズコントロールは約40km/h以上で作動

IMG_7310.JPG室内の作りと質感は上質 メーターはハイマウントタイプ ディーラーopナビは8インチ仕様

IMG_7264.JPGシートは合成皮革とファブリックのコンビ EXは助手席に570mmロングスライド機構装備 室内長2240mm

表組みオンリー001.png主要安全・運転支援システム一覧(ライバル車比較) ※クリックすると拡大します

※次ページでスペックを紹介

ホンダN-BOXカスタムG・EXターボ・ホンダセンシング(FF)主要諸元

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グレード=カスタムG・EXターボ・ホンダセンシング(FF)
価格=7CVT 194万9400円
全長×全幅×全高=3395×1475×1790mm
ホイールベース=2520mm
トレッド=フロント1295×リア1295mm
最低地上高=145mm
車重=960kg
エンジン=658cc直3DOHC12Vターボ(レギュラー仕様)
最高出力=47kW(64ps)/6000rpm
最大トルク=104Nm(10.6kgm)/2600rpm
JC08モード燃費=25.0km/リッター(燃料タンク容量27リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ドラム
タイヤ&ホイール=165/55R15+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=4名
最小回転半径=4.7m
※価格はすべて消費税(8%)込み リサイクル費用は8400円
※スペックは2019年8月現在

IMG_7219.JPG後席を倒すとフラット空間に リアゲート開口部の地上高は470mmと低い

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