ハッチバック版A35同様バーゲンプライスか? メルセデスAMG・A35・4マチック・セダン

 メルセデス・ベンツ日本は10月23日、メルセデスAMGのニューモデル、A35・4マチック・セダンを発表した。8月に登場したハッチバック版のA35と共通のメカニズムを持ち、デリバリーは、12月以降を予定している。

 搭載するエンジンは、AMGチューンを施した2リッター直列4気筒DOHC16Vターボエンジン。最高出力は306ps/5800rpm、最大トルクは40.8kg・m/3000〜4000rpmを発揮する。低回転域での力強さとともに、自然なレスポンス、中高回転域での伸びやかな加速感を実現するために、ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステムを用いている。

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▲メルセデスAMG・A35・4マチック・セダン 7SMTC:638万円 ハッチバック版A35(628万円)の10万円プラス

 パフォーマンス志向のトルク可変配分四輪駆動システムであるAMG・4マチックや、5つのドライブモードを用意したAMGダイナミックセレクトを採用。フロントセクションのねじり剛性を強化するため、エンジン下部にアルミニウムのプレートを設置するなど、剛性を高めるための設計にも余念がない。また、エグゾーストシステムは、選択したドライブモードに応じて、バランスの取れた音色から、ドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りのエグゾーストサウンドまでが切り替えられる。

 ブレーキは、より性能を高めたA45モデルと共通で、耐フェード性をアップし、制動距離の短縮を実現した強力なシステム。フロントには新型モノブロック対向4ピストンキャリパーと350mmディスク、リアには1ピストンフローティングキャリパーと330mmディスクの組み合わせを搭載した。

 オプション装備のAMGライドコントロール・サスペンションは、3つのモードをドライバーが選択可能。走行状況や路面の状態に応じて、4輪の減衰力を100%自動で調整するものだ。快適志向からスポーツ性を強調した設定まで異なるセッティングを楽しめる。

大人のためのスポーツセダン。高性能を内に秘めた控えめなエクステリア

 エクステリアデザインはメルセデス・ベンツモデルのAMGラインをベースに、ツインブレードを備えたフロントグリルで、シンプルかつスポーティなムードを演出。専用のシルバークロームのフロントスプリッターや左右エアインテーク部にはシルバークロームの水平フィンを2本ずつあしらった。リアには、トランクリッドスポイラーのほか、専用デザインの大型リアディフューザーとクローム仕上げの円形デュアルエグゾーストエンドを装着する。

 標準のフロントシートは、ヘッドレストとバックレストが一体化したセミバケットタイプのスポーティなデザイン。AMGパフォーマンスパッケージをすれば、サイドサポートを追求したAMGパフォーマンスシート、そしてレッドのステッチを施したナッパレザー/DINAMICAのAMGパフォーマンスステアリングが装備される。

 トランスミッションは、7速タイプのデュアルクラッチ式。価格は638万円だ。
 ハッチバック版A35(628万円)同様、メルセデスAMGのエントリーモデルとして、買いやすいプライスが魅力となる。

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