史上最速の市販版ミニ「ジョン・クーパー・ワークスGP」の新型が日本上陸!

BMWミニに306psを発生する2lターボエンジンを搭載した新型「ジョン・クーパー・ワークスGP」が登場! 日本での販売台数は240台限定

 BMWジャパンは1120日、ミニ史上最速モデルを謳う新型「ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGPMINI John Cooper Works GP)」の予約注文の受付を開始した。車両価格は576万円の設定で、販売台数は全世界限定3000台のうちの240台。ユーザーへの納車は2020年夏ごろより順次開始する予定である。

MINI John Cooper Works GP1.jpg▲ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGP 価格:8SAT576万円 販売台数240台限定(全世界限定3000台) エクステリアは最大限のエアロダイナミクスを生み出す新デザインで構成。ボディカラーには専用開発のレーシンググレー・メタリックを採用する

 新型ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGPは、ニュルブルクリンク北コースで先代モデルよりも約30秒早い8分以下のタイムを記録した、公道走行が可能な歴代ミニのなかで最速を誇るハイパフォーマンスモデルである。

MINI John Cooper Works GP2.jpg▲ワイド化したトレッドにハンドメイドで成型したカーボンファイバー材のホイールアーチカバーなどを採用し、スムーズな空気の流れと強力なダウンフォースを実現した

 肝心のパワーユニットの1998cc直列4気筒DOHCツインパワーガソリンターボエンジンは、強化クランクシャフトやベアリング、専用ピストンおよびコネクティングロッド、最適化したバイブレーション・ダンパー、専用セッティングのターボチャージャー、そして性能アップを果たしたオイル供給およびクーリングシステムなどを採用。最高出力は標準JCW比で75ps55kW)アップの306ps225kW)、最大トルクは同100Nmアップの450Nmを発揮する。組み合わせるトランスミッションは専用セッティングの電子制御式8速スポーツ・オートマチックで、フロントアクスルにはトルセンLSD(機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)も組み込み、雨天時などのコーナリング時でも駆動力を的確かつ安定して路面に伝達することを可能とした。また、情熱的な力強いサウンドを奏でるスポーツエグゾースト・システムも搭載する。性能面では、最高速度が265km/h0100km/h加速が5.2秒にまで向上した。

MINI John Cooper Works GP5.jpg1998cc直列4気筒DOHCツインパワーガソリンターボエンジンは強化クランクシャフトやベアリング、専用ピストンおよびコネクティングロッド、最適化したバイブレーション・ダンパー、専用セッティングのターボチャージャーなどを採用。パワー&トルクは306ps450Nmを発生

 パワーユニットの高性能化に伴い、シャシーなど各部のリファインも敢行する。具体的には、サスペンションのローダウン化(標準JCW比で-10mm)およびキャンバー角の最適設定化、軽量鍛造18インチアロイホイール+225/35R18スポーツタイヤの装着、スポーツブレーキ・システムの装備、エンジンマウントの強化、入念なボディ補強などを実施。サーキット走行にも対応する、高度なシャシー性能およびボディ構造を実現した。

MINI John Cooper Works GP3.jpg▲専用設計の大型リアスポイラーには"GP"のロゴを配する

MINI John Cooper Works GP4.jpg▲シューズには軽量鍛造18インチアロイホイール+225/35R18スポーツタイヤを装着

 エクステリアについては、最大限のエアロダイナミクスを生み出す新デザインで構成する。ワイド化したトレッドに大きなフロントエプロン、ハンドメイドで成型したカーボンファイバー材のホイールアーチカバー、専用設計の大型リアスポイラーなどを採用し、スムーズな空気の流れと強力なダウンフォースを創出。また、大型エアスクープを配したボンネットや"GP"のロゴをあしらったラジエターグリル、クラシックなステンレススチール製ダブルテールパイプなどを装備して、存在感と高性能ぶりを強調した。ボディカラーには、専用に開発したレーシンググレー・メタリックを採用。ルーフとミラーキャップには、鋭いアクセントとなるメルティングシルバー塗装を施した。

MINI John Cooper Works GP6.jpg▲内装色はスポーティなダーク系カラーで統一し、視認性に優れる専用デジタルメーター・クラスターをセット。日本導入モデルのハンドル位置は右

MINI John Cooper Works GP7.jpg▲リアシートは未装備。代わってボディ補強の役割を果たすクロスバーを設置した

 インテリアに関しては、レーシングスタイルを明確に打ち出したことが特徴だ。バケットタイプのフロントシートの後方は、後席が未装備。代わって、ボディ補強の役割を果たすクロスバーを設置する。内装色はスポーティなダーク系カラーで統一し、視認性に優れる専用デジタルメーター・クラスターをセット。また、六角形の模様を刻んだ金属製のシフトパドルやステアリングホイールのスポーク部など、3Dプリンターによって成形したパーツを随所に組み込む。さらに、シリアルナンバーを刻んだ専用プレートをトリムストリップ部に配備し、乗るたびに所有欲が満たされるよう演出した。

MINI John Cooper Works GP (2012), MINI John Cooper Works GP (2019), MINI Cooper S mit John Cooper Works GP Kit (2006).jpg▲高性能JCW GPモデルの3役揃い踏み。写真左よりミニ・ジョン・クーパー・ワークスGP(2012)/ミニ・ジョン・クーパー・ワークスGP(2019)/ミニ・クーパーS mit ジョン・クーパー・ワークスGPキット(2006)

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