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レクサス・ブランド初の市販EVはクロスオーバーSUVの「UX」で具現化!

Writer:大貫直次郎 

レクサス初のEV市販モデル「UX300e」が中国の広州モーターショーで世界初公開!

 トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスは11月22日、中国で開催される広州モーターショーにおいて、同ブランド初の電気自動車(EV)市販モデル「UX300e」を世界初公開した。

UX300e 1.jpg▲レクサスUX300e 全長4495×全幅1840×全高1520mm ホイールベース2640mm パワートレインはフロントに高出力の4KM型モーター(150kW300Nm)を、床下に54.3kWh容量のリチウムイオンバッテリーを搭載する前輪駆動(FF)で構成

 レクサスは東京モーターショー2019で、電動化技術を用いて車両の基本性能を大幅に進化させ、ユーザーへクルマがもたらす楽しさ・喜びを提供し続けることを目指す電動化ビジョン"Lexus Electrified"を発表したが、今回公開したUX300eは、その第1弾となる市販EVモデルである。開発に当たっては、EVの潜在能力を活かしてクルマの根源的な価値を磨き上げることを徹底追求。具体的には、コンパクトクロスオーバーモデルのUXが持ち味とする個性的なデザインや高い利便性、取り回しのしやすさはそのままに、レクサスのEVならではの上質で"すっきりと奥深い走り"と優れた静粛性の高度な実現を目指した。

UX300e 2.jpg▲エクステリアはタフな力強さと俊敏な走りを想起させる大胆かつ洗練されたスタイリングを構築したうえで、新開発の専用ホイールや床下空力カバーなどを設定して優れた空力性能を実現する

 まず基本骨格については、既存のGA-Cプラットフォームをベースに、ブレースの追加やショックアブソーバーの減衰力最適化など、EV化による運動特性の変化に合わせて細部に至るまでチューニングの見直しを実施。また、モーターやバッテリーを車体下部に配置することで重心高を低く設定し、同時に前後重量配分や慣性モーメントの最適化などにより、優れた車両の運動性能を実現する。さらに、EVならではの優れた静粛性をさらに高めるべく床下バッテリーに遮音壁としての機能を持たせたほか、エンジンやトランスミッションの音がないゆえに聞こえる風切り音や小石・砂などの巻き上げ音にも配慮して設計した。

UX300e 3.jpg▲モーターやバッテリーを車体下部に配置することで重心高を低く設定し、同時に前後重量配分や慣性モーメントの最適化などにより、優れた車両の運動性能を具現化した

 パワートレイン自体は、フロントに高出力の4KM型モーター(150kW/300N・m)を、床下に54.3kWh容量のリチウムイオンバッテリーを搭載する前輪駆動(FF)で構成。同時に、ハイブリッド車で培ったモーター、インバーター、ギア、バッテリーといった主要装備の効率を最大化し、システム全体としての性能向上を図ることで、不自由なく日常の移動が可能な航続距離400km(NEDC計測値)を確保する。また、低温/高温下でも正常に作動するようバッテリーに温度調整機能を組み込んだほか、過充電防止システムや多重監視のセーフネットにより高い信頼性を達成した。

UX300e 4.jpg▲急速充電ポート(DC、最大50kW)を車体右側に、普通充電ポート(AC、最大6.6kW)を同左側に設置する

 走行フィーリングに関しては、EVにおいてもレクサスモデルらしいドライバーの意図に忠実な滑らかな加速性能を具現化したほか、ドライブモードセレクトを利用することでアクセルペダルの操作に対して高いトルクを瞬間的に発生させ、より力強い加速力を実現する。また、パドルシフトにより減速度を4段階から選択できるように設定してガソリン車のエンジンブレーキと同じように減速操作ができるなど、EVの特性を最大限活かしながら自然な操作感覚を成し遂げた。一方、走行中のサウンドにもこだわり、アクティブサウンドコントロール(ASC)を採用することで車両の走行状況を感じられる快適なドライビング環境を創出した。

UX300e 5.jpg▲専用アプリによるスマートフォンとの連携によってバッテリー残量や走行可能距離表示、充電の必要度などを確認できるようにした

 最新のコネクティッド技術を導入したことも注目ポイントだ。専用アプリによるスマートフォンとの連携によって、バッテリー残量や走行可能距離表示、充電の必要度などが確認可能。また、充電完了までの時間を把握したり、出発時刻に合わせて充電が完了するようタイマーを設定したりすることもできる。さらに、エアコンやシートヒーター、デフロスターなどを車外から稼働させることができるなど、高い利便性も実現した。

UX300e 6.jpg▲シフトバイワイヤを採用したセンターコンソールなどによってすっきりとしたEVらしい操作系を演出。最新の予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」も装備した

 車両デザインに関しては、コンパクトクロスオーバーモデルのUXが備えている基本キャラクターを継承したうえで、EVならではの個性や機能性をいっそう高めたことが訴求点となる。まずエクステリアでは、タフな力強さと俊敏な走りを想起させる大胆かつ洗練されたスタイリングを構築したうえで、新開発の専用ホイールや床下空力カバーなどを設定して優れた空力性能を確保。内包するインテリアは、シフトバイワイヤを採用したセンターコンソールなどによって、すっきりとしたEVらしい操作系を演出した。また、安全・運転支援機能として最新の予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」を採用。交通事故や事故死傷者のさらなる低減とドライバーの負担軽減を目指したほか、運転支援時にドライバーにとって自然で、かつ安心感のある車両挙動を追求した。

 なお、UX300eは2020年以降、いち早く燃費および内燃機関への規制が厳しくなる中国や欧州などを皮切りに順次発売。日本でのリリースは、2021年前半を予定している。

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