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「世界最速FF」の血統!メガーヌR.S.トロフィーで筑波サーキットを全開アタック

Writer:河村康彦 Photo:小久保昭彦

ルノー・メガーヌR.S.トロフィーEDC 試乗記

メインIMG_4926.JPGルノー・メガーヌR.S.トロフィー(EDC) 価格:6SMT 499万円 走りは鮮烈 足回りはシャシーカップ仕様 4コントロール(4輪操舵システム)は100km/hまで後輪を逆位相に操舵

最高出力300ps。足回りはシャシーカップ。レカロ製軽量バケット標準

 メガーヌ・ルノー・スポール(R.S.)・トロフィーは「サーキット・ファースト」のチューニングが施されたスペシャルバージョン。従来のR.S.に対して、一段とパフォーマンスを磨き上げたマニアに向けた硬派モデルだ。なお、トロフィーが正式グレードになったのは、現行型(3rdモデル)が初めて。1st&2ndモデルにもトロフィーは設定されたが、特別仕様の扱いだった。

 1.8リッターのターボ付き4気筒直噴ユニットは、タービンホイールにセラミック製ボールベアリングを採用。フリクション低減が図られた専用仕様だ。最高出力は通常のR.S.に対して21psアップの300psを発揮。最大トルクは6速DCT仕様が420Nm、6速MT仕様は400Nm。この違いは、「MTよりDCTのほうがユニットの許容トルクが大きいため」という。

 サスペンションはスプリングやダンパー、フロントスタビライザーのレートを高めたシャシーカップと呼ぶシステム。ブレーキは、スリット入り鋳鉄製ディスクとアルミ製ハブを組み合わせた専用品で、制動能力と冷却性を高めると同時に軽量化も図っている。LSD機能は、R.S.の「ブレーキの片利き」を利用する電子制御式に対し、R.S.トロフィーはトルセン式。強大になったエンジンパワーを一段と効率よく路面に伝達する。

 筑波サーキットのコース2000で試乗したモデルは、ルノーがEDCと呼ぶ6速DCT仕様。車重はDCT仕様が1470kg、MT仕様は1450kgとMTのほうが20kg軽いが、スピード性能は2ペダル仕様のDCTのほうが勝っている。これはもう、常識だ。

IMG_4937.JPGトロフィーは2ペダルの6SMTと6速MT(489万円)を設定 MT仕様の最大トルクは400Nm

強力なトラクション能力。素晴らしいブレーキ。499万円は超バーゲン価格!!

 R.S.トロフィー専用装備のレカロ製シートに腰を落ち着け、ピットロードを後にする。まず最初のコーナーの立ち上がりで強力なトラクション能力を実感した。トルセンLSDの効果はバッチリで、駆動力が逃げる気配はほとんどない。一方で、トルクステアやステアリングのスティック感など、高出力FFモデルにありがちな弱点が、巧みに回避されている仕上がりに感心した。

 ブレーキは素晴らしい。野太いサウンドを耳にしながらハードな走りを続けても、制動力やペダルタッチはほとんど変わらない。筑波サーキット特有の大きく回り込んだ低速コーナーを追い込んでもアンダーステアが気にならないのは、約100km/hまで逆位相をキープする4コントロール(4WSシステム)の効果が大きそうだ。

 サーキット走行を大いに満喫させてくれたR.S.トロフィーの価格は499万円(DCT)。これはもう、大バーゲンというしかない。さすが、ニュルブルクリンク北コースでFF車最速の記録を塗り替えてきた血統の1台だ。

IMG_4794.JPGステアリングホイールは本革とアルカンターラの専用コンビ仕様 インパネ形状は標準のRSと同じ ハンドリングは自在感覚 純スポーツ指向

IMG_4822.JPGIMG_4826.JPGトロフィーは軽量設計の前席レカロ製バケットシート標準 シートの素材はアルカンターラ

IMG_4834.JPG1798cc直4DOHC16Vターボ 300ps/6000rpm 420Nm/3200rpm 標準RS比21ps/30Nmパワフル タービンホイールにはセラミック製ボールベアリングを採用

※次ページでスペックを紹介

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