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スポーティ・クロスオーバーの真打ち! ユーザーを魅了するC-HR・GRスポーツの驚きのポテンシャル

Writer:河村康彦 Photo:小久保昭彦

トヨタC-HR・S-T・GRスポーツ 試乗記

IMG_5894.JPGトヨタCーHR・SーT「GRスポーツ」  価格:6MT 273万2000円 GRスポーツはS系グレードをベースに専用装備をプラス ラインアップは1.2ℓターボとハイブリッド(309万5000円) 駆動方式はFF

新型は外装をリファイン。待望のGRスポーツが誕生!

 プリウスに続くトヨタの新世代骨格「TNGA」を採用したモデルとして、C-HRがローンチされてから、早いもので3年が経過した。大胆かつ個性的なスタイリングや、グローバルモデルながらも日本市場を強く見据えて決定されたボディサイズから、デビュー早々にしてクリーンヒットを飛ばしたC-HRがマイナーチェンジした。

 全車の主なリファイン内容は、新デザインのフロントバンパーとヘッドライトや一部グレードへのシーケンシャル式リアウインカーの採用、スマートフォンとの連携を前提とした通信モジュール付きディスプレイオーディオの標準装備化、静止物検知機能付きインテリジェントクリアランスソナーのオプション設定などだ。

 そうした中で、大きなトピックスは、FF仕様1.2リッターターボモデルに6速MTを新設定したことと、スポーティ指向のGRスポーツのラインアップ追加である。

 最新C-HRの中で、「とくに設定を望む声が大きかった」というGRスポーツに試乗した。1.2リッターターボ(116ps)+6速MTもしくは、1.8リッターエンジン(98ps)+モーター(72ps)のハイブリッドから選べるパワーパックのうち、今回は1.2リッターターボで走った。

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ボディカラーは単色6種/2トーン5種を設定 GRスポーツは標準モデルと同様の「持ち込み車検」不要の型式登録車

絶品のステアリング&シフトフィール。19インチタイヤながら快適性はハイレベル

 サポート性を重視したドライバーズシートに腰を下ろし、ポジションを決める。この段階で早くも「気分が盛り上がる」秘密は、シルバーのステッチで仕上げられた、GR専用の小径ステアリングホイールにある。握り心地がきわめて優れているうえに、見た目は標準仕様よりもはるかにスポーティ。このステアリングはオプションとして選択できるから、他グレードにもお勧めだ。

 MT仕様ゆえ、足元には当然、ABCと3種類のペダルが並ぶ。ペダルはアルミ製で、見た目のプレミアム感は上々。だが、ペダルは右側から張り出すタイヤハウスに押され、全般に左側にオフセットされていた。クルージング時の左足の置き場に不足はないが、上体に対して下半身はわずかに左向きにひねるスタイルになってしまう。これは残念だ。

 一方、シフトフィールは素晴らしい。軽く、確実に操作ができるうえ、手首のひねり動作で操作が完結する。このショートストローク感は、「文句なしに秀逸」と報告できる。クラッチのミートポイントはとらえやすく、発進時のアイドルアップと変速時の回転合わせ機能によって構成されるiMTの効果もあって、試乗中は、ずっと「シフト操作が楽しい_」と、感じた。

 1400kgの車両重量に対して、116psの最高出力と185Nmという最大トルクの組み合わせは、日常シーンではまったく不足のない動力性能を実現している。しかし、その実力が「MTを組み合わせたスポーティモデルとして、満足できるパフォーマンスか?」と問われると、「ちょっと物足りない」と答えざるを得ない。

 試乗タイミングが、新開発の3気筒1.5リッターエンジンと6速MTの組み合わせがもたらす、望外なまでにスポーティな新型ヤリスのプロトタイプを体験してしまった直後だった事情もあり、「ヤリスのエンジンにターボを組み合わせてC-HRに搭載したら、いったいどれほど強靭な走りが味わえるのだろう......」と、思わずそんな可能性を考えてしまった。GRスポーツを名乗るなら、もうちょっと力強い加速フィールがほしいというのが、ボクの本音である。現状の加速パフォーマンスは、やや物足りない。

 今回は高速道路中心の試乗だった。大径 19インチタイヤを履きながらも、快適性は優れていた。ただし、それでも欲をいうなら、まだ「ボディの無駄な動き」は残っている。C-HRのGRスポーツは「ユーザーや販売店の負担が増える「持ち込み車検」を回避するために、専用チューニングのサスペンションを採用しながらも、あえてローダウンは図らなかった」という。このあたりに心地よい走りのための〝伸びしろ"があるのかもしれない。純正オプションとして、17mmローダウンするGRサスペンションセットがラインアップされている。

メインIMG_5929.JPG室内は精悍なブラック基調 本革巻きステアリングは小径タイプ(外径365mm) 握り心地に優れデザインはスポーティ 新型はディスプレイオーディオ標準

IMG_5972.JPGIMG_5977.JPGシートはホワイトアクセント入り スエード調素材(プランノーブ)と合成皮革のコンビ仕様 形状は標準車と共通 乗り心地は快適指向

IMG_5819.JPGフロントマスクはスクエアなGRスポーツ専用形状 写真はGR・フロントサイドスポイラー(op4万4000円)を装着

IMG_5860.JPGGRドレスアップマフラー(op15万4000円)のエグゾーストエンドは大径4本出し サウンドは標準同等

※次ページでスペックを紹介

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