• TOP
  • レクサスの中心モデル、最新RXが世界のプレミアムSUVに与えるインパクトとは?

 ー 

レクサスの中心モデル、最新RXが世界のプレミアムSUVに与えるインパクトとは?

Writer:西川 淳 Photo:小久保昭彦

レクサスRX・450hL 試乗記

IMG_2712.JPGレクサスRX・450hL 価格:THS 796万円 新型はヘッドライトを小型化しフォグランプ形状を一新 シャープな印象を強調 走りはボディ剛性アップと足回りの見直しでリファイン

最新モデルは世界初ブレードスキャンAHSを採用

RXは、いまやレクサスのメインモデルの1台だ。プレミアムSUVというセグメントは、1st・RX(日本名ハリアー、1997年デビュー)によってレクサスが開拓した。RXは、海外市場で絶大な支持を受けている。

 RXは高級ミッドサイズSUV界のスタンダードだが、競争が激化したいま、いっそうのブラッシュアップが必要になった。現行4thモデルの登場から約4年、初の大規模マイナーチェンジになる。

 まずデザイン。エクステリアイメージをLS以降の最新レクサス・テイストに仕立て直した。フロント回りの造形は、いっそうシャープでスマートになった。新開発のブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム(AHS、メーカーop)と改良されたレクサスセーフティ・システム+、タッチディスプレイなど、最新技術を満載。中でも新AHSは夜間のドライブをいっそう安全に、そして楽しくさせるだろう。

 注目点は、動的パフォーマンスの改善だ。開発陣は地道な改良を続けた。「乗り味の決め手は、ボディにあり」と判断し、基本に戻ってボディを徹底強化。構造接着の範囲を広げ、スポット溶接の打点を増やした。リアのスタビライザーは大径化された。そのほか、上質な乗り味のために、細かなリファインを実施。その成果は、実際にドライブした「最初のひと転がり」で実感できた。

IMG_2721.JPG全長×全幅×全高5000×1895×1725mm 450hLの全長は標準車比110mm長い

しっとりしているのに質感はクリア。新型は独特の一体感が味わえる

 450h・Fスポーツに乗る。3.5リッターのV6とモーターを組み合わせた従来のRXハイブリッドは、しっとりとした重厚感が心地よい半面、ドライバーとの一体感に欠ける傾向があった。改良後のモデルは、落ち着いた走りをそのままに、ドライバーの手足の操作に対するクルマの動きが格段に自然になった。しっとりとしているのに、質感はクリア。だから、独特の一体感が味わえる。これはレクサスの高級SUVとして、ライバルたちとは異なる魅力になると思った。

 クルマの反応がよくなると、パワートレーンの粗が目立つ場合があるが、RXには無用の心配だった。微速域から静かに、そしてスムーズに立ち上がる力強い加速に舌を巻く。高速道路のクルージングも気持ちよくこなした。

 3列シートの450hLにも試乗した。クリアな切れ味のハンドリングは、全長が標準比110mm長い大柄な450hLでも変わらない。ステアリングの切りはじめから旋回中、そしてコーナーの脱出までドライバーの思いどおりに動いているという印象が際立つ。国産高級SUVの最高峰として、申し分のない仕上がりだった。この乗り味こそレクサス。そう表現できるマイナーチェンジだ。

IMG_2308.JPG室内は上質 作り込みは丁寧 ステアリングホイールはウッドと本革のコンビ仕様 静粛性は超一級 街中から高速道路まで快適性は高水準

IMG_2325.JPGIMG_2332.JPGIMG_2343.JPG450hLは3列シート標準 シート素材はセミアニリン本革 新型は2列目キャプテン仕様を設定(2万900円)  3列目の足元スペースはタイト 室内長×幅×高2630×1590×1200mm

IMG_2748.JPG最新モデルは世界初のブレードスキャン式AHSをop設定(7万1500円) 夜間の安全性が向上

※次ページでスペックを紹介

1  2

Related Article新車情報もっと読みたい

What's News最新情報