2020年注目フレッシュモデル! 日産の先進技術を結集。世界戦略4WD・EV、ARIYAが見据える未来

日産ARIYA 新車解説/2021年初頭デビュー

日産ARIYA ARIYAはリーフと並ぶ世界戦略モデルとして開発中のクロスオーバー4WD・EV 発売は2021年初頭を目指す 市販版もスタイリングイメージとメカニズムはコンセプトモデルを継承
日産ARIYA ARIYAはリーフと並ぶ世界戦略モデルとして開発中のクロスオーバー4WD・EV 発売は2021年初頭を目指す 市販版もスタイリングイメージとメカニズムはコンセプトモデルを継承

先進イメージ満点。たくましさと美しさを両立したデザインは秀逸

 ARIYAコンセプトは、先進イメージを発散。一見、純粋なショーカーと勘違いするほどだった。が、実は2021年の発売を目指して開発中のプロトタイプ。内外装やメカニズムはリファインされるが、基本的なコンセプトは継承して市販予定。ARIYAはリーフの上級に位置する世界戦略ピュアEVである。

 スタイリングは「スリーク」、「シームレス」、「シック」がキーワード。ボリューム感たっぷりの前後フェンダーと流麗なルーフラインで、たくましさと美しさを融合。ボディサイズは全長×全幅×全高4600×1920×1630mm。エクストレイル(同4690×1820×1730mm)と比較して全長は90mm短い。ショーモデルは21インチタイヤを装着していたが、市販車は19インチ前後になるはずだ。

 インテリアはシンプル。インパネ周囲にボタンやスイッチ類はほとんどなく、EVシステムを起動させると、ハプティック(触覚)操作ボタンが浮き上がる。メーターはセンターモニターと一体構造のフル液晶タイプ。大型シートは新開発フレームを採用。フルフラットなフロア回りと相まって、室内は開放感にあふれている。

プロパイロット2.0搭載 ボディサイズは全長×全幅×全高4600×1920×1630mm 全長はエクストレイル比60mm短い
プロパイロット2.0搭載 ボディサイズは全長×全幅×全高4600×1920×1630mm 全長はエクストレイル比60mm短い

2モーター4WD・EV。鋭い加速と自在なハンドリングを追求

 ARIYAは、日産初の前後2モーター配置の4WD・EV。発進時に最大トルクを発生するモーターの特質を生かし、鋭い加速を実現。4輪それぞれの駆動力を最適に制御し、自在なハンドリングと安定感を追求している。ARIYAと同様の2モーターシステムを搭載したリーフの試乗で、高い完成度を実感。巧みなモーター制御で車両の揺れまでコントロールし、優れたパフォーマンスと快適性に磨きがかかっていた。

 高速道路でのハンズオフクルージングを可能にするプロパイロット2.0を搭載。スマホと連携したドアツードアナビゲーション、リモートパーキングが、新たなドライビング体験を約束する。

室内はシンプル EVシステムを起動するとハプテック(触覚)操作ボタンが浮かび上がる設定 視界はワイド
室内はシンプル EVシステムを起動するとハプテック(触覚)操作ボタンが浮かび上がる設定 視界はワイド
シートは新設計の薄型フレームを採用 フラットフロアを生かした広い居住空間が魅力 床下に搭載したバッテリーは低重心に貢献
シートは新設計の薄型フレームを採用 フラットフロアを生かした広い居住空間が魅力 床下に搭載したバッテリーは低重心に貢献
プラットフォームは新設計 日産初の2モーター配置4WD 4輪の駆動力を走行状況に応じて駆動力を最適制御
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ショー出品車は21インチタイヤ&アルミ装着 市販版は19インチ前後にダウンサイジング予定
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