レンジローバースポーツの2020年モデルはマイルドハイブリッドのINGENIUMガソリンエンジンを新設定

ランドローバーのスポーツ志向ラグジュアリーSUV「レンジローバースポーツ」2020年モデルが日本での受注を開始。マイルドHVモデルがラインアップに加わる

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは1223日、ランドローバーのスポーツ志向ラグジュアリーSUV「レンジローバースポーツ」2020年モデルの予約受注を、同日より開始した。

RANGE ROVER SPORT 2020 1.jpg▲レンジローバースポーツ2020年モデル 価格:8SAT9361723万円 ボディサイズは全長4855SVR4880)×全幅1985×全高1800mm、ホイールベース2920㎜に設定

車種設定は以下の通り。

■3.0リットルV型6気筒ディーゼルエンジン搭載モデル
レンジローバースポーツSE:936万円
レンジローバースポーツHSE:1084万円
レンジローバースポーツHSEダイナミック:1143万円
■プラグインハイブリッド(PHEV)モデル
レンジローバースポーツHSE:1218万円
レンジローバースポーツHSEダイナミック:1276万円
レンジローバースポーツ・オートバイオグラフィ・ダイナミック:1351万円
■3.0リットル直列6気筒INGENIUMガソリンエンジン搭載モデル
レンジローバースポーツ・オートバイオグラフィ・ダイナミック:1272万円
■5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジン搭載モデル
レンジローバースポーツ・オートバイオグラフィ・ダイナミック:1482万円
レンジローバースポーツSVR:1723万円

 レンジローバースポーツの2020年モデルは、新パワーユニットとして新開発のINGENIUM2996cc直列6気筒ガソリンツインスクロールターボエンジン(400ps550Nmに減速時のエネルギーロスを減らすために小型統合電気モーターを組み込んだ、マイルドハイブリッド48Vシステムを追加したことが最大のトピックである。高出力でレスポンスに優れ、かつ燃費性能も高めた新ユニットは、レンジローバースポーツのパフォーマンスに新たな魅力をもたらした。

RANGE ROVER SPORT 2020 Ingenium six-cylinder petrol engineのコピー.jpg▲新パワーユニットとして新開発のINGENIUM2996cc直列6気筒ガソリンツインスクロールターボエンジン(400psに小型統合電気モーターを組み込んだマイルドハイブリッド48Vシステムを採用する

 一方、パワーユニットとしてはほかにも、2992ccV6気筒ディーゼルターボエンジン(258ps600Nm)PHEV1997cc直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン+モーター(システム総出力404ps640Nm4999ccV8気筒ガソリンスーパーチャージドエンジン(525ps625Nm仕様と575ps700Nm仕様)を設定。従来ラインアップしていた2994ccV6気筒ガソリンスーパーチャージドエンジンはカタログから外れる。トランスミッションは全ユニットに8速オートマチックを、駆動機構は全輪駆動(AWD)システムを採用した。

 懸架機構については、電子制御エアサスペンションを標準で装備(SVRにはスポーツサスペンションを採用)。自動車高調整機能により、車高を最大50mm低くしてスムーズで快適な乗り降りをサポートする。また、路面状況に応じてサスペンション/トランスミッション/トラクションなどの設定を最適に自動制御し、コンフォート/エコ/砂地/草・砂利・雪/泥・わだち/岩場の6つのモードから選択可能なテレインレスポンスをセットした。

RANGE ROVER SPORT 2020 5.jpg▲上下2つの高解像度10インチのタッチスクリーンによって操作性を追求したインフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」を装備。機能面ではスマートフォンとの連携を強化したことが特徴

 機能面の拡充も注目ポイントだ。4本の500mlボトルを収納でき、急速冷蔵機能も内蔵したセンターコンソールボックス、上下2つの高解像度10インチのタッチスクリーンによって操作性を追求したインフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」、4G通信が可能なWi-Fiホットスポット、スマートフォンのアプリから車両の各機能を確認・操作できる「リモート」、マイナスイオンを発生して常に車内空間を快適にするイオン空気洗浄テクノロジー、主要データ(速度、ギアポジション、ナビゲーションの指示など)をフロントガラス上に表示するヘッドアップディスプレイ(HUD)など、最新の機能装備を豊富に設定した。

RANGE ROVER SPORT 2020 2.jpg▲車線を認識して中央の走行を維持し、時速30km/h以上であれば車線のない道路でも前方車両を追従するステアリングアシスト付アダプティブクルーズコントロール(ACC)を用意した

 安全運転支援システムのエクイップメントも充実している。車線を認識して中央の走行を維持し、時速30km/h以上であれば車線のない道路でも前方車両を追従するステアリングアシスト付アダプティブクルーズコントロール(ACC)を設定したほか、後部座席の乗員が降車のためにドアを開ける際、ほかのクルマなどの接近を検知すると注意を促すクリアイグジットモニター、360度サラウンドカメラやパーキングエイド、ブラインドスポットモニター、ドライバーコンディションモニターといった先進機構を鋭意導入した。

 外装カラーについては、ナルヴィックブラック/フジホワイト/サントリーニブラック/ユーロンホワイト/インダスシルバー/フィレンツェレッド/エストリルブルー/バイロンブルー/アイガーグレイ/ポルトフィーノブルー/カルパチアングレー/シリコンシルバーという全12色をラインアップ。ボディサイズは全長4855SVR4880)×全幅1985×全高1800mm、ホイールベース2920㎜に設定している。

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