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トップレーシングチームのトムスがスープラのカスタムコンプリートカー「TOM'S SUPRA」をリリース!

Writer:大貫直次郎 

名門レーシングチームのトムスがトヨタ・スープラをベースとした至極のスポーツカー「TOM'S SUPRA」を開発。販売台数は99台限定で、車両価格は1423万円

 トヨタのオフィシャルチューナーとして、モータースポーツ事業/自動車用品事業/デザイン事業を手がけるトムス(TOM'S)は110日、東京オートサロン2020の舞台で、トヨタ・スープラをベースとしたカスタムコンプリートカー「TOM'S SUPRA(トムス・スープラ)」を発表し、同日より予約受注を開始した。車両価格は1423万円(予価・税抜価格)に設定。販売台数は99台の限定で、デリバリーは本年夏ごろから行う予定だ。

TOM'S SUPRA1.jpgTOM'S SUPRA(トムス・スープラ) 価格:8SAT1423万円(予価・税抜価格) 販売台数は99台の限定。パワーユニットはハイフロータービンや大型ヒートエクスチェンジャーなどを組み込んでチューンアップした2997㏄直列6気筒DOHCツインスクロールターボエンジンで、460ps/6800rpmの最高出力と59.0kgm/3000rpmの最大トルクを発生する

 トムスとスープラの関係は、非常に深い。1985年よりグループA規定で開催された全日本ツーリングカー選手権(Japan Touringcar ChampionshipJTC)において、トムスは2代目セリカXX、正確には英国ツーリングカー選手権(BTC)で戦っていた輸出版の「スープラ(A60系)」をベースとしたマシンで参戦を計画し、同シーズン最終戦のインターTECでデビューを飾る。トムスのミノルタα-7000CELICA(ドライバーは関谷正徳/小河等/鈴木利男選手組)は、予選20位から追い上げて7位に入った。しかし、本格参戦した1986年シーズンでは、苦戦の連続。戦闘力の高い参戦用ベース車両の必要性を感じたメーカー側は、次世代のスープラ(A70系)でワイドボディの3.0GTリミテッドをベースとしたグループA仕様を開発する。そして、1987年シーズンのJTC5SUGOグループA300km選手権レースにおいて初陣を飾り、トムスから参戦したA・ジョーンズ/E・エルグ選手組のミノルタスープラターボが見事デビューウィンを飾った。さらに、A80系では1997年シーズンにスープラ初となる全日本GT選手権の年間チャンピオンを獲得。そして、2020年シーズンのSUPER GTでは15年ぶりにトムスが新型スープラを駆って選手権に挑むのである。

 切っても切れないトムスとスープラの縁。その深い関係性を市販モデルで示したのが、今回デビューした「TOM'S SUPRA」だ。商品テーマは"THE SPORTS"。開発に当たっては、レースエンジンのスペシャリストの前田光彦氏がパワー部門を、セナとプロストの片腕と呼ばれたダンパーの魔術師こと寺本浩之氏がサスペンション部門を担当。そして、トヨタテストドライバーの頂点で元トップガンの西島光義氏が徹底した実験走行を繰り返して造り上げた。

TOM'S SUPRA2.jpg▲オーバーフェンダーを装着してSUPER GT GT500車両と同サイズの全幅1950mmまで広げたワイドボディを採用。足回りにも専用セッティングを施した。写真のボディカラーは特別限定色のレジェンドグリーン

 パワーユニットに関しては、B582997㏄直列6気筒DOHCツインスクロールターボエンジンをベースに、パワーアップとレスポンスの両方の向上を画策する。エンジン内部に手を入れず耐久性を犠牲にせずに、ノーマルよりも大きな風量を稼ぐハイフロータービンとインタークーラーの性能を向上させるヒートエクスチェンジャー、強化型のサクションパイプ、独自のエグゾーストシステム「トムス・バレル」に換装。さらに、エンジンを電子制御するECUに専用チューニング(T.E.C.Ⅱ)を施すことで、ノーマルの340ps51.0kgmから460ps59.0kgmと大幅な出力アップを成し遂げた。

 シャシー面については、専用ブレースで補強して剛性をアップしたことがトピック。同時に、車内より前後を独立して減衰力の調整が可能なダンパーシステムの主要構成パーツであるショックアブソーバーやスプリング、アウターチューブ、ピストンなどの最適チューニングを実施する。また、制動性能の向上を図る目的で、フロントブレーキをブレンボ製6ピストンキャリパー+Φ380mm大型ディスクローターに変更した。

TOM'S SUPRA3.jpg▲ドライカーボン製ガーニッシュをインパネまわりの随所に採用する。トランスミッションは8速スポーツAT

 エクステリアのカスタムも見逃せない。オーバーフェンダーを装着してSUPER GT GT500車両と同サイズの全幅1950mm(ベース車両比+85mm)まで広げたワイドボディに、レースや航空機でも採用される高性能素材のドライカーボンで仕立てたフロント・リア・サイドのディフューザーで空力性能を高め、さらに強力なダウンフォース生み出す「GTウイング」をリアに装着。また、フロントマスクを精悍にすると同時にエアロダイナミクス性能を向上させるバンパーガーニッシュも組み込んだ。なお。ボディサイズは全長4550×全幅1950×全高1275mm/ホイールベース2470mmに仕立てている。

TOM'S SUPRA4.jpg▲好みのシート表地に張替えが可能なバケットシートをオプション設定する

 インテリアに関しては、インパネまわりの随所にドライカーボン製ガーニッシュを採用したことが特徴。また、好みのシート表地に張替えが可能なバケットシートをオプション設定するなど、ユーザーの好みに応したオーダーメイドが可能なシステムを導入している。

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