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ジープ・ラングラーのルーツである名車「CJ-3A」にオマージュを捧げる限定車「Wrangler Unlimited Willys」が登場

Writer:大貫直次郎 

2020年のジープ・ラングラーの限定モデル第1弾は往年の名車「CJ-3A」にインスピレーションを得た「Wrangler Unlimited Willys

 FCAジャパンは114日、ジープ・ラングラー・アンリミテッドの限定モデル「Wrangler Unlimited Willys(ラングラー・アンリミテッド・ウィリス)」を設定し、28日に発売すると発表した。車両価格は521万円、販売台数は300台に設定する。

Jeep_Wrangler_Unlimited_Willys1.jpg▲ジープWrangler Unlimited Willys(ラングラー・アンリミテッド・ウィリス) 価格:8SAT521万円 販売台数は外装色のスティンググレーC/C200台、ブラックC/C(写真)が100台の限定

 今回の限定モデルは、ジープ・ラングラーのルーツで、ウィリス・オーバーランド社が開発した往年の名4×4車「CJ-3A」をオマージュして製作した特別仕様車だ。

CJ-3A.jpg▲今回の限定モデルはウィリス・オーバーランド社が1948年に発表した「CJ-3A」にインスピレーションを得て製作した

 CJ-3Aの歴史を簡単に振り返っておこう。第2次世界大戦の終結が近づく1944年、ウィリス・オーバーランド社は軍用車のMBの民間転用を企画する。軍の使用で培ったMBの高い走破性は、未舗装の一般道や荒地、林道、農業用地でも活用できると判断したのだ。また、MBの万能性は戦地のヨーロッパなどでもすでに広く知られていた。民間用のジープを製造すれば、絶対に市場で受け入れられる――そんな確信のもと、ウィリスの技術陣はMBをベースとする民間用のCJCivilian Jeep)の開発に勤しんだ。CJは基本コンポーネントをMBから流用する。フレームはコの字断面のラダータイプで、牽引性を考慮してトラス組みファイナルクロスメンバーを設定。サスペンションには縦置きの前後リーフスプリングを採用し、車軸形式はフロントが全浮動軸管式、リアが半浮動軸管式とした。エンジンは"ゴー・デビル"と称するLヘッドの2199cc直列4気筒SVを搭載し、ボルグワーナー製T903MTと組み合わせる。駆動機構には2WDFR)と4WDの切り替えが可能なパートタイム4×4システムを採用。4WDでは高/低2速を設定した。

 プロトタイプのCJ-1"Agri Jeeps"と呼ばれるCJ-2の製作を経て、ウィリス・オーバーランド社は1945年に最初の本格的な民間用ジープとなるCJ-2Aをリリースする。テールゲートや電動式フロントワイパーなどのアイテムを装備して実用性を高めたCJ-2Aは、リーズナブルな価格設定(1090ドル~)なども相まって、市場で高い人気を獲得した。1946年になると、オールスチール製のボディを架装したステーションワゴンが登場する。最大で7名が乗車でき、しかも耐候性や利便性が引き上がったワゴンモデルは、とくに積雪地帯などで好評を博した。さらに同年には、商用ユースのパネルバンを発売。翌'47年になるとボディ後部を荷台に変えたピックアップトラックをリリースする。そして、1948年にはより洗練度と完成度を増したCJ-3Aを市場に放ったのである。

Jeep_Wrangler_Unlimited_Willys2.jpg▲フロント部には専用ブラックグリルやWILLYSボンネットデカールを装着

Jeep_Wrangler_Unlimited_Willys5.jpg▲トランスミッション/トランスファーケース/フューエルタンクをカバーするスキッドプレートを装備

 Wrangler Unlimited Willysに話を戻そう。同車は前述のCJ-3Aの特徴を受け継ぎ、専用エクステリアパーツやオフロード性能を高める装備を鋭意採用したことが特徴である。ベース車はアンリミテッド・スポーツで、まずエクステリアには専用ブラックグリルやWILLYSボンネットデカール、4 WHEEL DRIVEリアゲートデカール、ブラックJeepバッジ、TRAIL RATEDバッジ、17インチアルミホイール(ブラックカラー)を装着。また、岩場などで車体下部を衝撃から保護するロックレール、タイヤの空転を抑制してトラクション性能を高めるアンチスピンリアディファレンシャル、ハードコアモデル「Rubicon(ルビコン)」と共通のDana社製M220リアアクスルを搭載し、オフロードでの走破性をいっそう高めた。外装色はスティンググレーC/C(販売台数200台)とブラックC/C(同100台)の2タイプを用意。ボディサイズは全長4870×全幅1895×全高1840mm/ホイールベース3010㎜に設定し、パワートレインには3604ccV6気筒DOHCエンジン(284ps35.4kgm)+電子制御8AT+セレクトラック4×4システムを搭載している。

Jeep_Wrangler_Unlimited_Willys3.jpg▲リアセクションには4 WHEEL DRIVEリアゲートデカールを特別装備する

Jeep_Wrangler_Unlimited_Willys4.jpg▲サイドビューにはブラックJeepバッジやTRAIL RATEDバッジ(写真)を貼付した

 インテリアについては、Jeepロゴ入りラバーフロアマットを特別装備したほか、ベースモデルと同仕様の布製バケットシートや運転席マニュアル2ウェイランバーサポート、AM/FMラジオ(Uconnect)&7インチタッチパネルモニター、フリーダムトップ(3ピースモジュラーハードトップ)などを設定。内装色はブラックで仕立てている。

Jeep_Wrangler_Unlimited_Willys6.jpg▲布製バケットシートや運転席マニュアル2ウェイランバーサポートを採用。内装カラーはブラック。日本導入モデルのハンドル位置は右

Jeep_Wrangler_Unlimited_Willys7.jpgJeepロゴ入りラバーフロアマットを特別装備した

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