スズキからOEM供給を受けるマツダの軽ハイトワゴン「フレア」が商品改良を敢行

軽ハイトワゴンのマツダ・フレアが新パワートレインを搭載するとともに安全装備の拡充を実施

 マツダは1月23日、軽ハイトワゴンのフレアの商品改良を行い、同日より発売した。

MAZDAフレアXG.jpg▲マツダ・フレア・ハイブリッドXG(2WD) 価格:CVT128万400円 全長3395×全幅1475×全高1650mm/ホイールベース2460mm 車重770kg 乗車定員4名 パワートレインに新開発のR06D型657cc直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(49ps)+CVTを搭載する

車種展開は以下の通り。

ハイブリッドXG:2WD128万400円/4WD140万3600円
ハイブリッドXS:2WD142万1200円/4WD154万4400円

 スズキからOEM供給を受けて販売するマツダ・フレアは、スズキ・ワゴンRをベースとするマツダ・ブランドの軽ハイトワゴンだ。今回の仕様変更は、安全装備の拡充や新開発パワートレインの搭載などが訴求点である。

 まず安全装備では、後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」をはじめ、後方誤発進抑制機能やリアパーキングセンサーを搭載。予防安全をいっそう向上させ、経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「サポカーSワイド」に全車が該当した。

 次にパワートレインでは、デュアルインジェクションシステムやクールドEGRを組み込んで熱効率を引き上げた新開発のR06D型657cc直列3気筒DOHC12V・VVTユニット(最高出力49ps/6500rpm、最大トルク5.9kg・m/5000rpm)を搭載したことがトピック。同時に、WA04C型モーター(1.9kW/40N・m)と駆動用リチウムイオンバッテリー(容量3Ah)を組み合わせてマイルドハイブリッドシステムを構成した。

 トランスミッションには、軽量化と高効率化を果たした新開発のCVTを採用。低中域でのスムーズな走りと、高速域でのハイギアード化により燃費性能と静粛性、そして軽快な走りを実現する。駆動機構に関しては、従来と同様に2WD(FF)とフルタイム4WDを設定した。

MAZDAフレアXS.jpg▲マツダ・フレア・ハイブリッドXS2WD) 価格:CVT1421200円 全長3395×全幅1475×全高1650mm/ホイールベース2460mm 車重790kg 乗車定員4名 全車に後退時ブレーキサポート/誤発進抑制機能(後退時)/リアパーキングセンサーを追加する

 その他の変更ポイントとしては、一部機種でメーカーオプションであった「セーフティパッケージ」の全車標準装備化、新しいボディカラー「シフォンアイボリーメタリック(ベージュ内装)」の設定(ハイブリッドXG)、ブラック内装のシート表地の刷新(ハイブリッドXG)、メーカーオプション「全方位カメラ付パッケージ」への「3Dビュー機能」および「左右確認サポート機能」の追加などを実施。軽ワゴンとしての魅力度を、よりいっそう高めている。

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