スズキの小型ミニバンのランディがマイナーチェンジ。先進安全技術の装備がいっそう拡充

日産からOEM供給を受けるのスズキ・ランディが一部仕様変更を実施。安全装備の拡充や内外装デザインのリファインを敢行

 スズキは2月24日、小型ミニバンのランディの一部仕様変更を行い、3月4日より発売すると発表した。

LANDY2.0G ブリリアントホワイトパール.jpg▲スズキ・ランディ2.0G2WD) 価格:CVT3154800円 全長4685×全幅1695×全高1865mm ホイールベース2860mm 車重1700kg 乗車定員8名 フロントバンパーやフロントグリル、リアバンパー、ヘッドランプの意匠を変更し、いっそう精悍で上質なスタイリングを構築した

車種展開は以下の通り。

■ランディ2WD(FF)
2.0S:255万5300円
2.0X:276万5400円
2.0G:315万4800円
■ランディ4WD
2.0X:301万4000円
2.0G:344万7400円

 日産自動車からOEM供給を受けて販売するスズキ・ランディは、日産セレナをベースとするスズキ・ブランドの小型3列シート8名乗りミニバンだ。今回のマイナーチェンジは、内外装デザインを一部変更するとともに、BSI(後側方衝突防止支援システム)+BSW(後側方車両検知警報)やLI(車線逸脱防止支援システム)などを全車に標準装備するなど、先進安全技術の採用をより拡充させたことが訴求点だ。

LANDY2.0G マルーンレッドパールメタリック.jpgLANDY2.0G アズライトブルーパール.jpg▲ボディカラーにはマルーンレッドパールメタリック(写真・上)とアズライトブルーパール(同・下)を新たに設定した

 まずエクステリアについては、フロントバンパーやフロントグリル、リアバンパー、ヘッドランプの意匠を変更し、いっそう精悍で上質なスタイリングを創出する。また、車体色にマルーンレッドパールメタリックとアズライトブルーパールを新たに採用(2カラーともに受注生産色)。さらに、スクラッチシールド加工を全車体色に施した。

 内包するインテリアは、インパネセンターガーニッシュの意匠を変更してよりスタイリッシュなムードに仕立てたことがトピック。また、最上級グレードの2.0Gには前席とセカンドシートに上質な印象のレザー調シートクロスを、シフトノブに本革巻きタイプを新たに採用した。

LANDYインパネ.jpg▲インパネセンターガーニッシュの意匠を変更してよりスタイリッシュなムードに仕立てる。全車ともに「サポカーSワイド」に該当

LANDYシート.jpg▲最上級グレードの2.0Gには前席とセカンドシートに上質な印象のレザー調シートクロスを装備した

 先進安全技術に関しては、全方位の安全を提供する新システムを全車に標準設定したことが注目ポイントである。前方では、対向車がいてもハイビームを維持できる、ハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を初採用(2.0G)。後側方では、走行中に隣接レーンの後側方を走行する接近車両との接触を回避するよう支援する「BSI(後側方衝突防止支援システム)」や「BSW(後側方車両検知警報)」を新設定する。また、後退時では、後方を横切ろうとする車両を検知して注意を喚起する「RCTA(後退時車両検知警報)」を新たに装備。さらに、車両後方をカメラ映像でルームミラーに映し出して常にクリアな後方視界を確保するインテリジェント ルームミラーも組み込んだ(2.0G)。一方、「踏み間違い衝突防止アシスト」を標準装備化したことで、全車とも国が推奨する安全運転サポート車の「サポカーSワイド」に該当。加えて、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」にも該当している。

LANDY BSI+BSW.jpg▲走行中に隣接レーンの後側方を走行する接近車両との接触を回避するよう支援する「BSI(後側方衝突防止支援システム)」や「BSW(後側方車両検知警報)」を新設定する

 パワーユニットは基本的に従来と共通で、2.0SにMR20DD型1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(150ps)、2.0Xおよび2.0GにスマートシンプルハイブリッドのMR20DD型1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(150ps)+SM24型モーター(1.9kW)+鉛酸電池という2機種をラインアップ。トランスミッションにはエクストロニックCVTを組み合わせる。また、MR20DD型エンジン+SM24型モーター仕様には、2WD(FF)のほかに4WD(オートコントロール4WD)の駆動方式を設定した。

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