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現代版・羊の皮をかぶった狼特集:速い、楽しい、安い! スイフトスポーツを傑作ホットハッチと思うこれだけの理由

Writer:河村康彦 Photo:小久保昭彦

スズキ・スイフトスポーツ 価格:6MT 187万円/6SAT 194万1500円 試乗記

メインIMG_5721.JPGスズキ・スイフトスポーツ 現行モデルはエキサイティングな動力性能とハンドリングを追求 欧州での徹底した走行テストでセッティングを決定 車重は旧型比70kg軽量化 ボディは3ナンバー高剛性仕様

超ゴキゲンな1.4リッターターボ。回すほど笑顔がこぼれる!

 コンパクトなボディに機敏な動きをもたらす足回りを組み合わせ、元気なエンジンを搭載。そうしたモデルをユーザーの手が届きやすい価格で提供する――歴代スイフト・スポーツが高い人気を獲得してきた理由は、これらの特徴に集約されるだろう。

 4thモデルとなる現行型は、歴代モデルの美点を継承して、魅力を一段と際立たせたライトウエイトスポーツだ。

 1.6リッターから1.4リッターへと排気量をダウンさせたうえで、ターボチャージャーが加えられたエンジンの出来栄えは出色。 140ps/230Nmというスペックも魅力的だが、ごく低回転から実用的なトルクを発揮する。MT仕様の場合、アクセルペダルに触れずともスルスルとスタートできるほどトルクフルだ。

 6速ギアの1000rpmからでさえ、アクセルペダルを踏み加えればごく自然に速度を高めていくのだから恐れ入る。

 一方で、タコメーター上の6300rpmに設定されたレッドライン目がけて、頭打ち感を示すことなく吹き上がっていくフィーリングは「スポーツエンジン」そのもの。一部のダウンサイズエンジンのような、「低回転域は力強いが、回すほどに精彩を欠いてしまう」印象はまったくない。

 低音を強調しながらも、こもった印象が少ない爽快なサウンドが心地いい。MTの操作性はいいし、6速ATを選んでも、駆動力の伝達がタイトなためスポーツフィールが損なわれる心配はない。

IMG_5702.JPG全長×全幅×全高3890×1735×1500mm 車重970kg(MT) パワーウェイトレシオ:6.93kg/ps(MT) 駆動方式:FF ボディカラーは全6色

硬質なフットワーク。でも快適性はなかなか。この完成度に惚れた

 好印象の背景には、旧型車と比較して最大70kgの軽量化達成がある。現行スイフト・スポーツのパワートレーンは、アイドリングストップに未対応で、MT仕様にヒルストッパーが未設定という点を除けば、文句のつけようがない。

 フットワークのテイストは、明確に硬質。ただし、決してガチガチに締め上げられているわけではない。路面凹凸に対する追従性は良好で、コーナリング時のロール感も自然。機敏で軽快なハンドリングは、歴代モデル譲り。フラット感もそれなりに高いので快適性に不満はない。燃料タンク容量が37リッターと、やや小さめな点は気になるが、前述エンジンのキャラクターも踏まえ、長距離を一気に駆け抜ける「GTカー」としての適性は高そうだ。

 ボディサイズは3890×1735×1500mm。全幅こそ「3ナンバー枠」へと踏み込んだが、最小回転半径が5.1mと小さいことを高く評価したい。

 スイフト・スポーツのドライビングは実に楽しい。痛快さが、大きなセールスポイントである。走りの情熱を凝縮したコンパクトな狼モデルだ。

IMG_5785.JPG室内はレッドアクセントがスポーティなイメージを演出 ステアリングはディンプル加工本革巻き ハンドリングはシャープなセッティング

IMG_5859.JPGIMG_5864.JPG前席はサポート性に優れたバケット形状 運転席はハイト調節とヒーター機能付き 乗り心地はやや固め 室内長1910mm

IMG_5774.JPG1371cc直4DOHC16Vターボ 140㎰/5500rpm 230Nm/2500~3500rpm 豊かなトルクとシャープな吹き上がりが印象的 旧型1.6リッター比4ps/70Nmパワフル JC08モード燃費:16.4km/リッター(MT)

タイトル回りIMG_5559.JPGボディは3ナンバー仕様 ヘッドライトはポジション灯内蔵LED セーフティパッケージ装着車はオートハイビーム仕様

スズキ・スイフトスポーツ 主要諸元と主要装備

IMG_5553.JPGグレード=スポーツ(MT)
価格=6MT 187万円
全長×全幅×全高=3890×1735×1500mm
ホイールベース=2450mm
トレッド=フロント1510×リア1515mm
車重_=970kg
エンジン=1371cc直4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
最高出力=103kW(140ps)/5500rpm
最大トルク=230Nm(23.4kgm)/2500~3500rpm
JC08モード燃費=16.4km/ℓ(燃料タンク容量37リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=195/45R17+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.1m
●主な燃費改善対策:可変バルブタイミング/電動パワーステアリング/筒内直接噴射
●主要装備:LEDヘッドライト/前後フォグランプ/モンロー(テネコ社製)フロントストラット&リアダンパー/スポーツ専用エクステリア(フロントバンパー&グリル&サイドスポイラー&ルーフエンドスポイラー)/デュアルエキゾーストパイプ/リア3面スモークガラス/17インチ切削加工&ブラック塗装アルミ/キーレスプッシュスタートシステム/本革巻きステアリング/チルト&テレスコピック機構/スポーツ専用メーター/マルチインフォメーションディスプレイ/専用セミバケットシート/ステンレス製ペダル/フルオートAC/イモビライザー
●装着メーカーop:セーフティパッケージ(SRSカーテンエアバッグフロントシートSRSサイドエアバッグ+デュアルセンサーブレーキサポート+車線逸脱抑制機能+ふらつき警戒+先行車発進お知らせ機能+ハイビームアシスト+アクティブクルーズコントロールほか)8万8000円/全方位モニター用カメラ6万8200円
●ボディカラー:チャンピオンイエロー4
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は1万240円

IMG_5661.JPG195/45R17タイヤ+切削光輝軽量アルミ装着 フロントストラットとリアダンパーはモンロー製

IMG_5612.JPGエグゾーストはサブマフラーを含めツイン 排気音は刺激的

IMG_5831.JPGトランスミッションは6MTと6SAT MTのギア比はクロースレシオ

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