最新の2.0L TDIエンジンを採用したアウディA6/A7「40TDI quattro」が日本デビュー!

アウディのA6およびA7スポーツバックに2.0TDIエンジンと12V駆動マイルドハイブリッドシステムを搭載する「40TDI quattro」シリーズを追加設定

 アウディ・ジャパンは4月2日、プレミアムセダン&ワゴンのA6とA7スポーツバックに最新の2.0TDIエンジンと12V駆動マイルドハイブリッドシステムを搭載する「40TDI quattro」シリーズを追加し、同日より発売した。

Audi A6 40TDI.jpg▲アウディA6 40TDI quattro(写真・左) 価格:7SMT745万円 アウディA6アバント40TDI quattro(同・右) 価格:7SMT781万円 ボディサイズは全長4940×全幅1885×全高1450(セダン)1485(アバント)mmに設定。パワーユニットに1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラーターボディーゼルエンジン(204ps400Nm)12V駆動マイルドハイブリッドシステムを搭載する

車種展開は以下の通り。

■A6
40TDI quattro:745万円
40TDI quattro sport:792万円
アバント40TDI quattro:781万円
アバント40TDI quattro sport:828万円
■A7
スポーツバック40TDI quattro:812万円

 「40TDI quattro」シリーズは、パワーユニットに最新のEA288evo型1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴インタークーラーターボディーゼルエンジンを搭載する。同ユニットはアルミ製シリンダーブロックやアルミ製ピストンなどで軽量化を果たしたうえで、2200barの高い燃料噴射圧、従来のピエゾ式と同等のレスポンスを持つ新開発の8穴ソレノイドインジェクターなどによって、正確かつ効率的な噴射コントロールを実現。状況に応じて1行程あたり計5~8回の噴射(パイロット/メイン/ポスト噴射)を行うことで、優れた環境性能や低振動、静粛性などを獲得した。スペック面では、最高出力204ps(150kW)/3800~4200rpm、最大トルク400N・m/1750~3000rpmを発揮する。また、排出ガス処理には常に燃焼温度を最適に保つ高圧・低圧の2チャンネルEGRのほか、アンモニア酸化触媒やパティキュレートフィルター、尿素噴射SCRを組み込み、あらゆる温度条件下で効率的なエミッションコントロールを行なうべく連携して作動する仕組みとした。

 EA288evoエンジンには、12V駆動マイルドハイブリッドシステムと駆動用リチウムイオンバッテリーが組み合わされる。ブレーキング時などで回生したエネルギーを活用し、55~160km/hの範囲でエンジンをオフにしたコースティング走行、22km/h以下でのアイドリングストップを行うほか、スタート時などで5秒間のエンジンアシスト(最大2kW、60N・m)も実施する。また、通常のスターターモーターより大型のBAS(ベルト オルタネーター スターター)を採用した効果で、エンジン停止・再始動のスムーズ性が向上。これらの機能により、欧州計測値で3%の省燃費を実現した。

 組み合わせるトランスミッションはデュアルクラッチ式の7速Sトロニックで、quattroシステムにはインテリジェントなAWDクラッチを備えるタイプを導入。高効率と高いドライビングダイナミクスを両立するハードウェアで構成した。

Audi A7 40TDI.jpg▲アウディA7スポーツバック40TDI quattro 価格:7SMT812万円 ボディサイズは全長4970×全幅1910×全高1415mmに設定。日本に導入する「40TDI quattro」シリーズはすべて右ハンドル仕様

 機能面では、スマートフォンライクな操作を可能とした先進のMMIタッチレスポンスを標準装備したことがトピック。また、快適性とハンドリングの両立において好評を博しているダンピングコントロールサスペンションやダイナミックオールホイールステアリングをオプションで用意し、2.0TDIエンジン搭載のベーシックなモデルながら、アウディならではの先進装備を余すところなく享受できるように配慮している。

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